2325 ペン回し

物思いに耽る(雑感)

ときどき誤解されるが、僕は決して器用な人間ではない。

むしろ、かなり不器用だ。口笛は吹けないし、ペン回しもダメだ。いずれも、できたらいいなぁ…と思うこともある。練習はしたが身に付かなかった。

ペン回しは、ペンさえあれば、いつでもどこでもできるために、いろいろなところで見かける。でも、ペン回しができる人には、ひとこと言っておきたいことがある。

「落っことすくらいだったら、ペン回しはやめなさい」

一番迷惑なのが、会議中。

会議の合間、ふと静寂に包まれた、ちょうどそのとき、落ちたペンが机の上に音を立てる。

手元が狂ってペンを落とす方は、落ちる瞬間がわかるから、あまり気にならないだろうが、会議に同席しているそれ以外の者にとっては、予想以上の音に驚く。

単に、ペンを落としたときの音と、ペン回しに失敗して落とす音とでは、その大きさが全然違う。また落ちたときの跳ね方も違うから、場合によっては、飛んでいった先で誰かの手を煩わせることにもなる。

ペン回しができる人にとっては、ほとんど無意識でやるものだろうから、ペン回しができる人に「ペン回しをしないようにしてもらう」のは、もしかすると酷なことなのかもしれないが、会議中に回したいのだったら、落とさないくらいに腕を上げてくるべきだ。

そう考えると、ペン回しなんてできなくて良かったなぁ…なんて思ってみたり。
決して妬んでいっているわけではないけど。

Posted by ろん