2295 三鷹を歩く(駅からハイキング)

旅行・見学・イベント

今日の駅からハイキングは、東京都三鷹市。三鷹駅を出発して、再び三鷹駅に戻る8kmあまりのルート。

スタート地点がいつものような駅前や駅構内ではなく、最寄駅から10分ほど離れた、山本有三記念館だった。一瞬迷いながらもスタート地点に向かう。

自宅を出発する時間が若干遅れたこともあって、すでに、スタート締め切り時間ギリギリの11時近くになっていた。せっかくここまで来て、間に合わないというのも、つまらないので、多少駆け足気味に歩く。

喫茶店?の前に犬がいた。でもなんか変だ…


ん?

水飲用の皿まで…

よく見たら、犬の置物だった。体格といい、水飲用の皿といい、よくできてる。

時刻はちょうど11時になろうとしているところだった。なんとか間にあったかと思ったら…


撤収?

もっとわかりやすい場所で受付中だった。


間に合ってよかった

スタート地点の、山本有三記念館は以前来たことがあるので、今日は外観を眺めるだけでおしまい。天気がよいので、建物が写真によく映える。

玉川上水に沿って歩く。本来の機能は失われているが、自然が残り、とても気持ちのよい散歩コースになっている。

玉川上水から離れて住宅地の中をしばらく歩く。

童謡「赤とんぼ」、「春が来た」などの作詞をした、三木露風住居跡というところに来た。そこには、真新しいごくごく住宅が建っていた。

おそらくは親戚の方が住んでいるとはいえ、見た目はすでに一般の住宅になっているのに、たったひとつ看板が掲げられているだけで、格好の被写体となってしまう。

元来た道を戻るかのようにUターンする形で、進路を変える。

しばらくすると、この付近を歩くとたちの客層というか年齢層が、急に下がった感じがした。これまでいなかった若い女性も目に付くようになった。


塀に囲まれた、なにやら賑やかな場所



どっかで見たことがあるような…

三鷹の森ジブリ美術館だった。このあたりには来たことがあるが、ジブリ美術館がここにあるとは知らなかった。事前予約制のこの美術館は、いまだに人気があるようで、当然今日も予約でいっぱいである旨の掲示があった。

特にそれほどの距離は歩いていないが、沿道の喫茶店でひと休みしてから、再び出発。

禅林寺というお寺に、森鴎外と太宰治の墓があるということで、寄ってみる。


ちょっと変わった感じの寺門

日没後は出られないらしい…(怖)



太宰治

森鴎外

三鷹電車区跨線橋…車両基地をまたがる歩道橋…ということで片づけられてしまいそうだが、作られたのは1929年(昭和4年)というから、80年近くの歴史がある。また出発前に渡されたパンフレットには、日本で最初の直径1m“電気大時計”も設置されて話題になったと紹介されていた。

津軽・斜陽の家―太宰治を生んだ「地主貴族」の光芒

歴史ある跨線橋だけあって、太宰治もここで、こんな感じに写真に収まっている。

まもなく中央線から姿を消す201系を、この跨線橋から写してみる。けれど、これでは、どこから撮ったかよくわからない写真になってしまった…と、撮り終わったから気が付いた。

遊歩道を通って、ふたたび玉川上水へ。

あとはひたすら玉川上水に沿って、ゴールの三鷹駅に戻るだけだ。

野菜の無人販売所があった。なにげなく見上げると、「防犯カメラ作動中」とある。ダミーかどうかはよくわからないが、少なくてもカメラからケーブルがのびている。世知辛い世の中になったものだな…と。

玉川上水の延長線上にゴールの三鷹駅が見えてきた。駅は玉川上水のちょうど真上にある。

14時ちょっと過ぎに無事到着。

標準想定時間が2時間40分だから、途中休憩していたことを考えれば、早過ぎもなく、遅過ぎもなく…といったところだろうか。

2日連続で歩いているせいか、さすがに今日はちょっと疲れた。これくらいの距離で疲れてしまうのは、やはり運動不足なのだろう。とにかくおつかれさまでした。

おまけ

これは、なんとなく撮りたかった写真。

三鷹から新宿まで乗った中央線から見るただの車窓。高架を走る中央線から見る景色は、遠くまでよく見える。

Posted by ろん