2289 レジの行列
お昼のコンビニ。
短時間にたくさんの客が押し寄せるので、レジには当然長い行列ができる。仕方がないとはいえ、できることなら並ぶのは短時間で済ませたい。
待つ間は暇なので、前に並ぶ人の姿を観察することが多く、いろいろなことを考える。
ひとりあたりおおよそ20秒。
これは現金払いで商品を買う場合の時間だ。商品数が少ないと若干短くなるが、これは標準の時間はこのくらい。なので、できるだけ手に持つ商品が少なめの人の多い列を狙うことになる。
それでも、これにちょっとでも別の要素が加わると、とたんに時間が延びてしまう。時間の延びる要素としては、主に以下の3つが挙げられよう。
1. 個別の処理
ex.振込(入金)、チケット発行
2. 支払い方法でもたつき
ex.高額紙幣、多数の小銭
3. 手元に商品がない
ex.たばこ、おでん、あんまん等
こうした時間が掛かる人をあらかじめ判断できれば、列が長くても比較的早く会計にありつけるわけだ。
まず、明らかに外見から判断できるのは、「1.個別処理」 だ。振込用紙やチケット発行用の引換券等を手に持っているから、すぐわかる。
「2.支払い方法でもたつき」 については外見からは判断は難しい。
最も騙されやすいのが、「3.手元に商品がない」という要素だろう。まず、レジに並ぶ段階であまり商品を持っていないので、早く自分の順番が来ると思って並んでしまう。しかし、自分の目の前で、やれ、あんまんだの、たばこだの、いろいろ頼んでいるうちに、隣のレジがどんどん捌けていくのを見て、悔しい思いをするのだ。
こうした先述の3つの処理については、個別にレジを設けて欲しいと願うが、そんなくだらないことを考えているうちに、自分の順番が回ってくる。まぁそれでいいのだ。