2283 “勇気ある人たち”

社会・政治・事件

昨日の安倍“前”総理大臣の記者会見は痛々しかった。うつろな目に弱々しい口調は、かつての自信に満ちた表情からは想像できない光景だった。

彼をそこまで追い込んだのは、もちろん彼自身に問題(健康問題や政治手法)があったということはもちろろんだが、“取り巻き”が悪かったという不幸も重なったことも原因としてあるだろう。そして、なにより総理大臣としての重責に耐えられなかったということなのかもしれない。

参院選前後から「空気が読めない」と言われ続けてきたが、ようやく空気が読めてきたのかもしれない。現実に直面して恐れをなしてしまったのかもしれない。

言うまでもなく総理大臣は責任のある仕事だ。ましてや、衆参逆転状態の国会、山積する国内外の問題をどう処理していくか…考えただけで気が滅入りそうだ。ほんのちょっとでも体力や気力が落ちたら、たちまち怖くなってしまうかもしれない。

それなのに、そんな困難な状況に立ち向かっていこうとする人たちが、国会には大勢いることにあらためて驚いた。(例が悪いが)自治会やマンションの管理組合役員じゃないけど、頼まれたとしても断られかねないような大変さのはずだ。そこまでして総理大臣になりたいものなんだろうか…?。そこまでして入閣したいものなんだろうか…?

ある意味で、とても勇気のある人たちだ。

自分でやりたいって言ったんだから、相当の成果を出さないといけない…って僕なんかは思ってしまうのだけど、入閣したみなさんは、どれくらいの気概でいるんだろう。

ここまで書いて、もしかすると似たようなことを以前も書いたかもしれないことに気付いたが、まぁ気にしないでください

Posted by ろん