2261 謎の空吹かし

日常生活

最近特に気になって仕方がないのは、毎日うちの前にある駐車場で、空吹かしをする車があるということだ。
時間は、毎日決まって7時前後。50歳代の男の人が、車の前まで自転車で乗り付ける。そして、車に乗り込みエンジンを掛け、アクセルをを踏みしめるのだ。だいたい2~3分間。駐車場は建物に囲まれているため、エンジン音がかなり響く。空吹かしが、何となく足りないと思うときがあるせいか、さらに空吹かしが始まることもある。

ひとしきり空吹かしの"儀式"が終わると、車を降り、乗ってきた自転車でどこかに行ってしまうのだ。自転車の前籠には、鞄や紙袋などが入っているから、おそらくそのまま外出するのだろう。

つまり、空吹かしをするためだけにわざわざ車までやって来ているということだ。しかも、その後、僕の知る限りでは、一日中、その車が駐車場からいなくなったことがない。ただ、日によって微妙に駐車位置が前後していることもあるので、まったく使われていないということもないようだ。

謎は深まる。

冬の時期であれば、エンジンを暖める目的でもあるのかなと思っていたが、季節を問わず、若干時間の前後はあるものの土日も関係なく行われる空吹かしに、果たしてどういう意味があるのだろう? しかも、ほとんど使っている形跡もない。

短い時間であるけど毎日うるさいし、目的が分からず、排気ガスを撒き散らす光景に、毎朝空吹かしの音を聞くたびに、なんだかイライラしてしまう。そしてこんなつまらないことに、イライラすること自体、イライラする。

Posted by ろん