2212 ガス田

社会・政治・事件


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今回のガス爆発事故には驚いたが、同時にこの付近の地下には、大量の天然ガスが埋まっているというのにも驚かされた。

以前も、温泉掘削中にガスが湧出して一昼夜燃え続けた事故があったので、そのときにも天然ガス田があるという話題は出たが、あらためて、ガスの威力を見せつけられた感じだ。

Yahoo!ニュースでも紹介していたが、東京から千葉にかけての一帯が巨大なガス田になっている。その名も「南関東ガス田」というらしい。

こんなにガスが湧き出るのであれば、資源の少ない日本なんだから、本格的に開発すればいいじゃないか…と思ったら、関東天然瓦斯開発株式会社とか、日本天然ガス株式会社といった会社が、実際に、天然ガスの掘削をして地元で都市ガスを供給しているらしい。

では、もっと思い切って汲み出せばいいのに…と思ったら、どうもそういうわけにはいかないらしい。というのも、この付近で産出される天然ガスは、地下水に含まれているため、大規模に天然ガスを汲み上げようとすると、地下水も大量に汲み上げなければならない。つまり、大量の地下水のくみ上げが地盤沈下を起こしてしまうのだという。

話がずれたが…

今回の事故は、都会のまさにど真ん中で、自然の威力を見せつけられた形だが、運営会社はともかく、施工会社や保守、点検会社が、どれだけ天然ガスの状況を認識していたのだろうか? 彼らは、プロなんだから把握できて当然…だとは思うが、今の状況を見ていると、どうもそうでもなさそうで不安だ。

地図を見ると一目瞭然だが、我々はまさに文字通りガス田の真上で生活しているのに…。

亡くなられた方には謹んでお見舞い申し上げます。

Posted by ろん