2206 価値観の多様性

物思いに耽る(雑感)


東京は、今日梅雨入り

駅から会社までの道のりは歩いて十数分ほどある。
本当は会社からもっと近いところに別の駅があるのだけど、混雑する乗り換えを嫌って、ちょっと離れた駅から通っている。

同じ沿線に住む同僚のAさんもやはり同じ駅を利用して会社に向かっているが、めったに見かけることはない。今朝も、久しぶりに見かけたと思ったら、車道に飛び出て、タクシーを捕まえて乗って行ってしまった。

以前、駅の階段でAさんに会ったときに「タクシーで行きましょう!」と誘われてビックリしたことがある。歩いて十数分の距離で、タクシーを使うなんて、僕には絶対に選択肢に入らないからだ。ただそのとき乗って初めてわかったのは、意外と渋滞には巻き込まれず、思ったより早く会社に着いたということだった。

Aさんはこうしてときどきタクシーを利用しているらしい。

何度も言うように、朝の通勤の歩いてわずか十数分の距離。このために660円を投資するという思考回路はない。楽だし早いし快適だけど、これに660円の価値は見いだせないのだ。決して、良い悪いというのではない。たったタクシーに乗るか乗らないかということだけのことだけど、人間の考え方の多様性を見た気がした。

Posted by ろん