2187 運転見合わせ

鉄道

よく利用する都営地下鉄三田線は、電車とプラットホームの間に、ホームドアを設けて乗客の転落防止に効果を上げている。このホームドア設置以来、人身事故は皆無だ。そのため、混雑などで遅れることはあっても、それが人身事故で列車が遅れたり運休したりすることはない。

今日も、自宅へ帰るために駅で電車を待っていたが、予定の時間を過ぎても電車が入ってこない。構内放送が入ったが、トンネルで音が響いてしまい、はっきりと聞き取れなかったが、どうやら手前の駅で、何らかのトラブルがあった関係で電車の運転を見合わせているとのこと。あわせて、まもなく運転を再開するとのことだったので、しばらく待ってみる。

しかしいつまで経っても、電車はやってこない。

また聞き取りにくい構内放送で、運転再開の見通しが立ってないため、振り替え輸送を実施するということに。


いつもならばあっという間の改札口が
今は遠く感じる…

仕方がなく改札口に向かうが、振替乗車票を受け取ろうとする人たちの長蛇の列ができていた。ここでもかなり待たされてしまう。駅の係員がPasmoの入場記録を一枚一枚抹消している作業をしているためか、なかなか行列が短くならない。そろそろ文句を言う人が出てきそうだな…と感じてきたところで、Pasmoの作業をやめて、振替乗車票を渡すだけになった。あっという間に行列がなくなった。最初からそうすればいいのに。

でも入場記録は残ったままだから、別の駅で乗ろうとする時には、駅員のいる改札口で事情を説明して、入場記録を抹消しないといけないのだけど、そうした説明がなかった。

日頃からトラブルや障害時の対応について、鉄道事業者として、きちんと考えてはいるのだろうけど、どうも対応が後手後手に回っているような気がしてならない。先述の通り、三田線はトラブルや障害が多くないために、こうした時の対応に慣れてないのだろうか?…なんて思ったけど、人身事故の多いJR中央線や連日の人身事故で止まってばかりのJR京浜東北線で、トラブルの対応に慣れているなんてことは聞いたことがないので、”慣れ”は関係ないのかもしれない。

今回の場合、早々に希望する人には振替乗車票を渡して、構内放送で「次にPasmoを利用する場合、入場記録を抹消する手続きを取る」といった旨を伝えれば、こんなに時間を取らずに済んだはず。

またこうしたトラブルに巻き込まれるかどうかわからないが、今回の反省が生かされるかどうかはちょっと気になる。

結局、帰宅まで、いつもよりも1時間も余計に時間が掛かってしまった。

Posted by ろん