2155 タブー

物思いに耽る(雑感)

突然だけれど…

子供はなぜ“うんこ”とか“うんち”とか、そういった言葉に対して妙に大喜びするのだろう? それらの言葉を連呼しようものなら、歓喜はピークに達する。

その一方(いまでも同じかどうか判らないけど)、小学校の校舎内のトイレで、“大”の用を足すことは、絶対にしてはならないことだった。一度たりとも、誰かにそれを目撃されると、しばらくの間制裁を受けることになった。

この屈折した態度はどこから生まれてくるのだろうか?

人間が生きていくためには、飲んだり食べたりするのと同時に、消化しきれなかった食べ物や不純物を“うんこ”や“うんち”として出すのは必然のこと。なのに、子供の時はもちろん大人になっても、“出す方”の話はめったにされることはなく、かなりデリケートな話題であり続けるのが現実だ。

その結果、そうした特殊さを敏感に感じ取った子供たちが、屈折した態度を取るに至るのかもしれない…なんて思った。

こういった状況は決して健全なことではなく、もっと話題に乗っても良いような気がする。だからといって、「うんち、うんち」と大人になって連呼するわけには…連呼することはないか。

Posted by ろん