2153 消えつつある独特な雰囲気

物思いに耽る(雑感)

めったにキヨスクで何かを買うということはないのだけれど、いつもやっていたお店が突然閉店すると、「あれ?」という感じで、ちょっと気になる。改装かなにかやるのかな?と思ったら、いくつものキヨスクが同時に閉店していたことに気付いた。キヨスクに何が起きてたのか、この記事を読んでようやく判った。

キヨスク180店休業中 ベテラン店員去り人手不足

 首都圏のJR駅のホームで、シャッターを閉めたままのキヨスクが目立つ。改札内をショッピングモールにする「駅ナカ」があちこちに登場し、愛称も7月からキオスクに変える戦略の中、店員が熟練の技で客をさばいてきたキヨスクに何が起きているのか。 (asahi.comキャッシュ

かつてキヨスクは、レジなんてものはなくて店員が暗算でおつりを計算してくれたものだ。それが、ごく普通のスーパーやお店と違う雰囲気がして、独特な雰囲気を醸し出していたように思う。だから、キヨスクで「さっと何かを買う」という、ただそれだけのプロセスが自然にこなせただけで、なんだかちょっと大人になった気がしたものだ。
それが、いまほとんどのキヨスクがレジがあって、電子マネーsuicaで決済することもできるようになってて、ちょっとしたコンビニと同じような感じになってきてる気がする。それだけ敷居が下がったのかもしれないけど、独特な雰囲気は失われてしまった。

駅の独特な雰囲気といえば、自動改札になる前の有人改札口もそうだった。
駅員のハサミさばきはすごかった。ある種の感動すら覚えたものだ。そんな職人のような駅員にハサミを入れてもらうってこと自体、緊張を覚えたのを思い出す。初めてひとりで以下冊を通り抜けた時、ほんのちょっと誇らしげな気持ちになったっけ。

Posted by ろん