2148 歴史は繰り返す…きっと

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「発掘!あるある大事典2」捏造問題で、関西テレビが検証番組を放送する一方で、現在の社長が引責辞任をしたというニュース

ようやく辞任したのかと思ったら、なんと社長を辞任しただけで、そのまま取締役には残るという。ほんとに、これで責任を取ったことになるんだろうか?

というのも、将来を予感させる事実があるからだ。

この捏造問題を起こした番組の制作を請け負っていたのが「日本テレワーク」という会社で、この会社は以前も、自社が制作した別の番組で捏造した事実が発覚し、社長が辞任している。しかし、その後、辞めたはずの社長が再び社長に就任して、今回の「あるある」捏造問題で、再び引責辞任するに至った。同じ社長が捏造で2度辞めてるのだ。なんだか笑うに笑えない話。

そんな事実があるから、今回もこのまま取締役に残っておいて、いずれ様子を見て、再び社長に就任するつもりなんじゃないかと穿った見方をしてしまいたくなる。

検証番組の中でプロデューサーは「とにかく面白くしたい。視聴率を取りたいとの思いから捏造に手を染めた」と当時の心理を証言したというが、結局これを防ぐ決定的な手だては示されなかったようだ。

結局のところ、価値基準が「視聴率」のみであり、それさえ取れれば、捏造まがいのことでもゆるされる風潮、文化に、この問題の根本原因があるはずなのに、結局そうしたことに触れることなく「今後気をつけます」みたいなまとめ方でいいんだろうか?

将来、間違いなく捏造問題かそれに近い問題を起こすことになるだろう。そして、

「なぜあの捏造問題の経験が生かせなかったのか?」

という検証番組を放送するんだろうなぁ。いつになるかわからないけど、もう予告できそうな気がする。

Posted by ろん