2022 ルール
臓器売買に端を発した、病気の腎臓を移植に使っていた問題。
移植手術を開始した時期や件数について虚偽の説明をしたり、本来行われるべき倫理委員会がきちんと開かれておらず、移植する対象の患者は「気まぐれ」で選ぶなど、かなりずさんな手術が行われたようだ。
数多くの移植待ち患者がいる中で、できるだけ多くの移植が行われるべきだという考えは、わからなくはないけど、ルール無視でこうしたことが行われてしまうと、もはや何でもアリってことになってしまう。
本当に良いことしたと思っていたのならば、なぜルールを変えようとする努力をしなかったのか？ この医者の稚拙な判断がこの病気に関わる方々に、かえって悪い影響を与えてしまった。世の中に、移植に対する偏見すら植えつけかねない。
執刀した医師の責任は非常に重い。おそらく本人が思っている以上に。