2019 愛をかたちに

定点観察

フィンランドカフェのためにやってきた、アークヒルズで、なにやらイベントをやっていた。もらったパンフレットを見ると、ここは「東京デザイナーズウィーク(TDW)」のEXHIBITION 会場のひとつとなっていた。この会場では、100組のプロのデザイナーによる未発表作品が展示されているとのこと。

TDWの統一テーマが“LOVE”ということで、そこから生まれるさまざまな発想を楽しむことができた。


作品名…あいのり

椅子が多いような気がしたのだけれど、別に椅子がテーマというわけではないみたい。プロのデザイナーがLOVEをテーマにすると、椅子になりやすいってことか?

会場の一番手前にあった「あいのり」という作品の注釈には…

「愛しあうふたりにしか座ることができません」

とある。椅子の底が丸いので、二人でバランス良く座らないと、椅子が斜めになってしまうのだ。

そのすぐ隣には、やはり同じようなコンセプトの椅子が展示されていた。こちらもひとりでは座ることはできず、二人が仲良く協力して座らないと、壊れてしまう。

もはや椅子と言うより、二人の愛を確かめ合う“装置”と言ってもいいかもしれない。


なかには、こんな機能的な椅子もあった。

もちろんLOVEがテーマなので、2脚の椅子は、仲良く座るためのものだが、シリンダー状に作られた椅子とテーブルは、組み合わせると小さくなって場所を取らない。

作品名は、ティーテーブルセットアルマジロ

形が動物のアルマジロに似ていることから名付けられたという。

Posted by ろん