1994 糸だらけの世界

物思いに耽る(雑感)

街を歩くと携帯電話で話ながら歩いている人たちを何人も見かける。
会社について座った席から周りを見渡すと、普通の固定電話だけでなく、やはり携帯電話で話している人を何人も見かける。

当然、それぞれの携帯電話のアンテナからは電波が出ていて、それぞれが携帯電話の基地局とつながっているわけだ。

もし仮にこれらの電波が目に見えたら、どのように見えるんだろう…

つながっている電波同士…つまり、携帯電話のアンテナと、基地局のアンテナとの最短経路を、糸電話みたいにして線で結んでみる。ひとつの携帯電話で糸1本。
実際に通話していたりメールをしてる携帯電話について、それぞれ基地局との間を、糸でつないでいくと果たしてどんな世界が広がるのだろう。

おそらく、いや、間違いなく糸だらけの世界になってしまうだろう。
いやいや…電波が見えなくて良かった。携帯電話が糸電話でなくて良かった。

Posted by ろん