1979 クーデター

定点観察

タイでクーデターが発生。なんだか久しぶりにこの言葉を聞いたような気がする。その後の経過を見ると、かなり平和的に事態は進捗しているようで、国民の多くがこのクーデターを支持し、国王からも承認が得られたという。
もっとも、タイでは、1991年にもクーデターが起きてるらしいし、今回のクーデターは通算で18回目(!)というから、そう珍しいことではないという背景があるのかもしれないが、やっぱりクーデターで政変ってのは穏やかではないでしょう?

クー‐デター
既存の支配勢力の一部が非合法的な武力行使によって政権を奪うこと。支配階級内部での権力移動であり、体制そのものの変革を目的とする革命と区別する。

ここで言う非合法とは、そのときの法律にあっているかどうかという意味であって、その法律自体が正しいかどうかということではないと解釈すれば、そもそもの法律が間違えているとみなされ、クーデターは正当化される可能性はある。

国民の多くが支持しているのならば、これはある意味「民主的に行われた」と解釈もできるのかもしれない。民主的に選ばれた(はず?)政権が、民主的に選ぶすべのない陸軍によって政変が起こされることって、ありなんだろうか? しかも、これをほとんどの国民が支持しているとなると、ある意味これも民主主義の一種みたいに思えてくる。でも、そうでもないような…

Posted by ろん