1975 ダミーの手術
先月、コペンハーゲンで負傷してしまったダミー。
幸いなことに、すべての部品が残っていたので、治そうと思えばなんとかなりそうだった。
けれど、以前"手術"した際も、かなり時間がかかったので、手術するタイミングを見計らっていた。
そして、ついに手術を決行する日がきたのだ。
ダミーは、人間の骨に相当する部分に、強力なバネが入っていて、そのおかけで形を維持している。
頭から胴体までと、胴体からつま先までが、それぞれ1本のバネによってつながり、強い力で引っ張られた状態となっている。
今回の負傷では、つま先に固定されたバネの一端がはずれてしまい、足がバラバラになってしまっていた。
そこで、まず、糸でバネを引っ張り、その間に足の部品を通して、しっかり伸びきったところを固定する手術を実施。
前回の手術の経験があったせいか、わずか約20分程度で手術は無事完了。思ったよりあっけなかった。