1974 飲酒運転

定点観察

飲酒運転による事故が多発している…ように見える。

でも、日本で飲酒する人が急に増えたわけではないだろうし、運転する人が増えたわけではないだろうし、飲む機会が増える時期でもないわけだし、単純に報道される機会が増えたから…に過ぎないだろう。

そもそもの問題は、世の中が、飲酒運転自体を今まで“容認”してきたことだ。

ちょっと交通の便のよくないところに行けば、広大な駐車場のある居酒屋なんてざらにあるし、車で帰ることを前提としてるとしか思えないような場所にあったりする。そんな矛盾を誰も突かない。

実際に飲酒運転してしまう人たちにしてみたら、まさか自分が事故を起こすなんてことは思いもよらないことなのだろう。僕は積極的に飲酒することはないので、飲酒運転なんてあり得ないから、なんとでも言えてしまうが、ほんと、それって根拠のない自信だよな。

お酒を飲んだあとの行動に「車を運転する」という選択肢が考えられてしまう世の中が変わらない限り、いつまでも悲劇が続くだろう。世の中が変わるためには、まず飲む人が変わらないと。

話がごちゃごちゃしてきたけど、なんだか堂々巡りだ。

Posted by ろん