1946 会社の名前

定点観察

王子製紙と北越製紙との攻防が続いているが、そんな中、紳士服販売業界でもTOBによる業界再編が行われそうな雰囲気になっている。

紳士服は“フタタ争奪戦” AOKIとコナカが攻防

 紳士服チェーン2位のAOKIホールディングスが、九州の紳士服専門店チェーン、フタタに対し経営統合を提案した。8月下旬から約1カ月間、TOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化する考えだ。

「フタタ」って初めて聞いたが、どうやら社長の名前らしい。
細かい話はとりあえずおいておいて、まず気になったのは、紳士服販売会社って、どこもみんな創業者の名前をそのまま社名にしていることが多いんじゃないか?…という気がしてきた。TOBを仕掛けているAOKIも社長は青木だし。そう思って調べてみたら、確かに紳士服販売上位5社の社名はすべて社長の名前を冠していた。

1位 青山商事 - 青山理(代表取締役社長兼執行役員社長)
2位 AOKIホールディングス - 青木擴憲(代表取締役社長)
3位 はるやま商事 - 治山正史(代表取締役社長)
4位 コナカ - 湖中謙介(代表取締役社長)
5位 フタタ - 二田孝文(代表取締役社長)

ついでに製紙業界も調べてみると…

1位 王子製紙 - 地名(創業したのが現在の東京都北区王子)
2位 日本製紙グループ本社 - 国名(日本)にちなむ
3位 大王製紙 - その他 
4位 レンゴー - その他
5位 三菱製紙 - 旧財閥名による

地名や国名、財閥名など多様だ。
こうした社名の違いは業界の性格を表しているような気がして、なんだか興味深い(順位は売上高による会社四季報WEB参照)。

Posted by ろん