1912 坊

定点観察

今朝、ふと気になった、寝坊の”坊”の意味について。
寝坊と同じように”坊”がつく言葉って、考えてみたらどんどん出てきた。

  • 赤ん坊
  • きかん坊
  • 暴れん坊
  • けちん坊
  • 甘えん坊
  • 食いしん坊
  • でくの坊

どれも”曰く付き”というか、”変わった人”に対する言葉のようだけれど、どこか憎めないといった雰囲気も漂っている…というのは、あくまで僕の感覚だけれど。

”坊”に、どんな意味があるのか辞書で調べてみると…

  1. 人名に付いて、親しみや軽いあざけりの意を表す。「お花―」「けん―」
  2. 人の様態を表す語に付いて、そういう人である意を表す。「暴れん―」「けちん―」
  3. 僧侶の通称や坊号などの下に添えて用いる。「武蔵―弁慶」「法界―」

確かに3.のケースのように、そもそも”坊”って言葉は、”お坊さん”のようなある程度、地位の高い人というか、特別な人に対しても使われている言葉ではなかったか。意味が全然違うじゃん。でも、同じ言葉、同じ漢字を使っているというのは、きっとなんらかの関係があるはずだ。

ちなみに、”坊”がつく言葉のなかで、寝坊だけは、他にはない”助(すけ)”というオプションがある。

結局、今日の話には、オチがないのが、かなり残念。

Posted by ろん