クジラを捕って、考えた/川端 裕人

■社会・政治・事件, 龍的図書館

4198921377 クジラを捕って、考えた
川端 裕人

徳間書店 2004-10
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 僕自身の意見としては、捕鯨は、絶対反対というわけでも絶対賛成というわけでもでもない。おそらくは多くの人たちと変わらない程度の意見しか持ち合わせていない。ただ、議論の推移については以前から興味があった。捕鯨関係の本は、これで2冊目。調査捕鯨というものに興味を持った著者が、半年間南氷洋での調査捕鯨に同行し、ありのままの様子を描いている。実際に鯨が発見、捕獲、解体されるシーンは非常にリアルで、これまであまり見聞きしたことのない貴重な話だ。調査捕鯨では実際にどのようなことが行われているのかということが、とてもよくわかる。
 読み終えたところで、ではどうしたらいいかという明確な答えが出てくるわけではないけれど、何か落としどころというか、解決策のようなものがないだろうか…と真剣に考えたくなる。

(2005/12/30) 【★★★★☆】 -06/01/05更新