1624 病院に連れて行きました

ハムスター


診察台の上のりぶ(隠れて見えない)

 ハムスターの、りぶが急に激やせしてしまった。もともと50gと、ジャンガリアン系のハムスターとしては重すぎるくらいではあったが、わずかの期間で25g程度になってしまったのは、やはり何かが起きていると考えるのが自然だ。
 もう少し早く気付くべきだったが、昨日、あごの下あたりに妙な”しこり”のような塊があるのを見つけた。ハムスターは腫瘍のできやすい動物なので、ある程度は仕方がないとは思ったものの、どうしてもっと早く見つけられなかったのかな…と思った。

 できるだけ早く診せに行った方がいいということで、今日の午前中に病院に連れて行くことにした。できれば近所がいいのだけれど、やはりハムスターを多く診ている病院ということで、田端にある「ふくしま動物病院」というところに行ってみた。尾久駅から徒歩15分という距離は、この暑さの中では結構しんどい。僕自身は我慢できても、りぶはなかなかそうはいかないだろう。携帯用ゲージの下に保冷剤を置いておいたが、みるみるうちに溶けてしまった。

 問診票に必要事項を書き込んで、ちょっと待っていると名前を呼ばれる。りぶを直接診てもらったところ、どうも何らかの傷が化膿してしまって、かさぶた状になったものらしい。ピンセットで比較的簡単に取り除けた。患部を消毒してもらい、さらに診察は続く。
 前歯が2本生えているが、このうちの一方が極端に伸びて、もう一方が極端に短くなっていた。これは傷が痛かったせいか、痛い方をかばいながら食べていたためのようだ。こうなってくると、食事も大変だっただろう。痩せた原因のひとつかもしれない。歯の長さをそろえてもらった。
 他には特に大きな問題もないとのことで、診察は終了。化膿を止める内服薬と栄養剤を用意してもらう。
 やはり、ハムスターを専門に診ている病院だけあって、処置も素早いし、説明もわかりやすかったので、わざわざ来るだけのことはあった。

 それにしても、こんなに小さな哺乳類を、手間暇掛けて連れて来るということに、違和感を持つ人もいるかもしれない。今回は手術までは至らなかったけれど、全身麻酔を伴う手術となれば35000円以上もしてしまう。
 けれど、この動物から得られたものも少なくないわけで、彼女(メスなので)が困っているのであれば、それを助けてあげるのは当然のこと。ただそれだけのこと。

Posted by ろん