1485 鉄道を見る!

定点観察

 結局この連休は特に遠出したり、特筆するようなこともなく、サイトの更新をしたり、本を読んだり、頼まれていたゼラニウムの植え替えをしたりして終わってしまった。もうちょっと何かしたかった気がするのだけれど、いつも、消化不良みたいな感じで連休を終えるのは毎度のこと。
 それでおしまいというのも、ちょっと寂しいので、今日はぶらりと王子まで自転車で行ってきた。


回転展望台は確かこのあたり?

 きっかけは、雑誌「東京人」3月号の特集「鉄道を見る!」。その中に「ザ・ベスト跨線橋」というコーナーがあって、そこで王子、飛鳥山の跨線橋が紹介されていたのだ。以前から存在は知っていたけれど、行くタイミングがなかった。何かのついでではなかなか行けるもんじゃない。
 さっそく行ってみる(なお、おじゃこはお休み)。
 飛鳥山公園は、江戸時代から桜で有名な場所で、もう半月もすれば、花見客でごった返すことになるだろう。まだ、いまは落ち着いた雰囲気。かつてこのあたりには、回転展望台があった。いつの間にやらなくなってしまった。もう10年以上前になるけど、のんびりと過ごしたのはいい思い出だ。


橋の素材には古レールが多用されている

 飛鳥山公園から見下ろす感じのところに、目的の跨線橋がある。雑誌によると、この橋は大正14年(1925年)に作られたとのこと。今年は完成からちょうど80年という節目の年になる。けど、別に誰が祝うでもなく、近所の人たちが当たり前のように(当たり前なのだけど)利用していた。写真を撮る自分をちょっと訝しげな目で見ていたのを僕は見逃さなかったけど。
 京浜東北線、宇都宮線(東北線)、高崎線、湘南新宿ライン、東北・上越・長野新幹線…と、たくさんの電車を眺めることができる。それも踏切より間近に電車が通り過ぎるさまは、とても迫力がある。見慣れた電車でもいつもと違う視点から見ると、なぜかまた新鮮だった。


線路が目の前

真横を電車が通る!

京浜東北線も!

Posted by ろん