1433 とんでもない本を見つけた

定点観察

リクルートの創業者である江副浩正氏「かもめが翔んだ」という本を読んだ。そこで重要な役割を果たすのがダイエー中内さんなのだけれど、そのダイエーも今は昔である。この本の感想(なかなかおもしろい本だった)は別に書くとして、ダイエー関係でいろいろインターネットのサイトを見てみたら、とんでもないものを見つけた。旧福岡ダイエーホークスの高塚猛元オーナー代行が書いた「抱擁力」という本の副題に目を疑った。「なぜあの人には『初対面のキス』を許すのか」ご存じの通り、現在セクハラで裁判中であり、先日起訴事実を全面的に認めたことは記憶に新しい。この本の中で共著の中谷彰宏が「高塚さんはキス魔(中略)普通だと、セクハラになる。ところが、そうならないところに、高塚マジックがある」なんて、どうしようもないことが書かれているらしい。セクハラを正当化したとしか思えないこの本が発売されたのが、2002年9月だから、すでにそのころから傷つけられた女性がたくさんいたのだと思うと、無性に腹が立ってくる。

Posted by ろん