死角―巨大事故の現場/柳田 邦男
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死角―巨大事故の現場 柳田 邦男 新潮社 1988-07 |
社会に影響を与えるほどの大きな事件、事故の場合、その規模では「はじめて」といわれるケースが多いが、実際の事件や事故そのものが始めてであるというケースは少なく、ほとんどの場合、これまでに小さな事故を繰り返していることが多いという。なるほど、そんなものかも知れない。しかもシステムが複雑になっているため、単純に一部の人間だけに対して、責任を押し付けること自体、意味がなくなってきているという。この本、絶版になったようだけど、いまこそ必要に思える、示唆に富む一冊。(2003/12/7)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2003/12/13更新)