1059 疑問は氷解したけど
「真相はこれだ!~不可思議8大事件の核心を撃つ~」という本を図書館で借りてきた。タイトルは、どうも週刊誌ぽくて(事実週刊誌の連載だった)、軟派な感じは否めなかったのだけど、読んでみると、本当に真相に近いだろうなと思わせるような事件の背景が浮き彫りになっていて、つい引き込まれてしまった。「3億円事件の誤認逮捕」をはじめ、「日本初の心臓移植における医師の暴走」など、いまでは考えられないようなような事件の数々。こういった事件でどれもどこか共通していると感じたのは、この事件の最中は、みな冷静さを失っているということだった。冷静さを失ったために、たくさん命が失われてしまったケースもある。特におかしいしいと感じたのは、「丸山ワクチン潰し」のケース。以前から、名前だけはよく聞いていたし、先日、日本医大病院を訪れた際に、丸山ワクチン専用の受付があったので、そんなに需要があるものなのかな?とか、なぜ、いまだに特別な薬としての扱いをされているのだろう?思っていたが、それらの疑問が氷解した。開発した皮膚科の無名な医者が、想像を絶する権威主義と薬品メーカーを巻き込んだ利権争いに巻き込まれた結果だったということだった。そして、いまだに認可されず、異常な状態が続いている。終わっていないのだ。奇しくも今日は、この丸山ワクチンを作った、丸山千里博士の誕生日だった。