957 自分との対話

定点観察

自分という役を演じている自分に気がつく瞬間がある。たまにだけど。「はぁーなんでこんなことしてるんだろうなぁ…」と冷静なもうひとりの自分が冷めた目で見つめてる。その視線が恐い。でも、それに対して、もうひとりの自分が言い返す。「これまでこれでうまくいってきたんだ。なぜ、いまさら変える必要があるのか?」と。◆自分が思うように自分に正直に生きることは難しいとよく言われる。けど、もうひとりの自分と相談してみると、意外と簡単なのではと言う。なぜ?と聞くと、もうひとりの自分と相談しているってことは、もうひとりの自分の存在を認めているからだと。「よくわからん」と、さらに聞いてみると、「いろいろな自分があって、ひとりの自分を形成しているんだから、そいつの意見を聞くことだって、自分に正直に生きようとしている現われにほかならないんじゃないか」って。なんだかわかったような、わからないような。

Posted by ろん