737 新しい二つの交通

定点観察

定点観察でも書いたけれど、この週末は新しい鉄道と道路を見てきた。道路は、首都高速中央環状王子線。来年開通というこでそのPRも含めての一般開放だった。毎日見ていたこの道路を自分の足で歩くことのできる最初で最後の機会だったから、ずっと楽しみにしていた。公開している会場が3箇所に分かれていて、それぞれの会場をマイクロバスが連絡していた。早速バスに乗り込むと、わずか数分にうちに隣の会場に到着。当然だけれど信号もないから、文字通りあっという間。まるでワープしてしまったかのような感覚。歩いてみると、毎日の見慣れた知ってる風景のはずなのに、見え方がまったく違うから、とても新鮮で、僕にとっては感動的ともいえる光景だった。それもこの週末だけしか見られないのだ。車に独占させるのはあまりに惜しい。◆もう一方の新しい鉄道は、東北新幹線の盛岡-八戸延長と、埼京線の恵比寿-大崎延長、東京臨海高速鉄道(りんかい線)の天王洲アイル-大崎延長を見てきた。いずれも、これまでの交通ネットワークを大きく変えるものだ。その一方で、東北新幹線の盛岡-八戸間の東北本線(在来線)が廃止されて、第三セクターに移管され、津軽海峡線の快速「海峡」も廃止、函館-札幌間の快速「ミッドナイト」も廃止された。どれも大学時代によく利用した鉄道たちで、もう二度と乗ることができないと思うと、やっぱり寂しい。◆嬉しさ・惜しさ・寂しさが同居した週末だった。

Posted by ろん