695 たてもの探訪
おじゃこの案内で、以前からその存在が気になっていた、同潤会青山アパートに行ってみようということになった。
同潤会は、1924年(大正14年)の関東大震災で被災した人々のための義捐金をもとに設立された国の外郭団体で、わが国初の公的住宅供給事業を目的とした組織らしい。
この事業のひとつとして青山アパートが建てられたとのこと。今の都市基盤整備公団の先祖みたいなものか。
ということで、かなり老朽化しているわけで、そう遠くない時期に建て替えられるらしく、その前にぜひ見ておきたかった。
この中にダミーもいます
休日の外出はちょっと久しぶり。
歴史を感じる
表札
ダミーは
ここ…
来てみてまず驚いたのは、この表参道周辺を歩く人たちの多いこと。
週末というせいもあるのかも知れないけれど…。
建物は、周囲にとけ込んでいて、建築物なのに、人工物というより、どこか自然に近いという雰囲気を感じた。建物を取り巻く蔦のせいかも知れない。立て替えのためか、一般の住民は、ほとんど出ていってしまっているようで、残っているのは、部屋を改装したギャラリーやアンティークショップくらいだった。
こういった建物が姿を消すというのは、時代の流れとはいえ、やはり寂しいものだ。
