610 消失

定点観察

2時間以上かけて作ってきた資料が、PCの不正終了のために、突然消えてしまった。これが一度や二度ではないところが、ますます悔しさを助長させる。この異常終了ほど虚しいものはない。努力などは跡形もなく消え去り、ただ自分だけの記憶というか、思い出だけが残る。この失われた成果物にかけてきた時間は、客観的に見れば、何もせず遊んでいたのと等しい。いや、ほんとに遊んでいたのならまだいい。苦労して結局得られたものは、何一つないわけで、周囲に「こんなに頑張ったのに、消えちゃったんですよ」と訴えるのも、ますます虚しい。◆もし成果を強いて挙げるとするならば、こうして二番搾りにネタを提供したことくらいだろうか。

Posted by ろん