546 あり得ないとも言い切れないな。(タイトルに意味はないです)

定点観察


山手線最小の出口?


下から覗く・・・

 ふと、ひとりの時間ができたので、「都区内パス」という、東京都区内のJRに乗り放題のきっぷを手に、山手線を一駅一駅丹念に降りていく旅をした。(おじゃこは別行動)

 結論から言っちゃうと、半分も回れず、道半ばで帰ってきてしまった。大塚、駒込、田端、西日暮里、日暮里、鶯谷、上野、御徒町、秋葉原、有楽町、新橋、浜松町の各駅のすぺての出入口の様子を見てきた。ネタ的にはあまりおもしろくなかったので、この模様をお伝えするのは、ちょっと先かも。

 今まで一度も降りたことのなかった、田端駅では山手線最小じゃないかと思うくらい小さな改札口(自動改札機が1台ずつ、切符の自動券売機が2台)や、浜松町駅の小便小僧(昭和24年からあるらしい)など、こういう旅でなければ、なかなか見つけられないようなネタを発見することができた。

 山手線とは関係ないけど、これもまた、以前からその存在が気になっていた「カプセルタワー」を、外から見学する。新橋駅から徒歩数分のところで、住所は銀座である。日本を代表する建築家、黒川紀章による「世界で初めて実用化されたカプセル建築」によるビルで、1972年に立てられた。まさに「未来」を具現化した様は、一度見たら忘れられない。詳しくは、5月7日にも書いたが、なんとも興味深い建物である。地上に一個のカプセルのサンプルが置いてあって、丸窓から中をのぞき込むと、こんな感じ。あまりに窮屈なその中は、どこかで見たことがある・・・と思ったら、カプセルホテルだった。で、あとからわかったのだが、事実、日本初のカプセルホテルは、このビルを参考に1979年2月に造られた、「カプセルイン大阪」(梅田)とのこと。(「はじまりモノ語り」毎日新聞社刊) 

Posted by ろん