543 謝る車掌

定点観察

昨日書いたように、今日は会社がお休み。ゴールデンウイーク中に予定がないのもつまらないので、先月インターネットを通じて、新宿から箱根湯本まで小田急ロマンスカー(特急)を予約しておいた。せっかくロマンスカーに乗るのだったら展望車!ということで、予約したのだけど、午前7時00分発しかなかった。世の中は平日だけど、やはり人気は高いようだ。元来の準備不足もたたって、小田急新宿駅到着は出発5分前。ギリギリに乗り込むととなりの席でなにやらもめている。何気なく聞いてみると、並んでいる二つの席をそれぞれ2人ずつ発券(ダブルブッキング)してしまったようで、どうしたらいいものか?と、4人の乗客が、駅員か関係者らしき人に聞いている。「確認してみます」という言葉を残して、その関係者らしき人物はその場を離れた。で、その関係者らしき人物は戻ってくることはなく、ついには、電車はそのまま出発してしまった。しばらくして、車掌が話を聞きにやってきた。車掌は一方の席からあふれてしまった乗客を別の席に誘導し、ひたすら謝っている。引き続き話を聞いてみると、どうやら発券したのは旅行会社であって、もしかすると小田急電鉄には落ち度はなかったか可能性が高いようだった。けれど、乗客にしてみたら、この不安や不満のはけくちは目の前にいる車掌しかいないので、さんざん文句を言っている。一方、自分がミスしたわけではないけれど、この場では会社を代表している車掌も慣れたもので、乗客の文句をそのまま受け止めて、ひたすら謝っている。結局は返金ということで事なきを得たようだけど、車掌も大変だなぁ・・・と思いつつ、なんだかあっという間に終点箱根湯本に到着してしまった。

Posted by ろん