422 クリスマス・田代まさし・インターネット
いよいよ今週で今年もほぼ終わり。2001年を締めくくるにあたって悔いのない１週間を過ごしたい。◆今日がほんとのクリスマス。どうもすっかり終わっちゃった感じで、昨日スーパーに行ったら、クリスマス用品が在庫一掃されている一方で、店員がお正月用品が並べ始めていた。◆クリスマスといえば子供の頃は、ずいぶん長い間サンタクロースはいるものだと思っていた。両親は僕に”現実”をどう伝えたらいいのかかなり悩んだと、後から聞いた。社会人になった今となっては12月25日はクリスマスというより給料日◆先日インターネットの便利さについて書いたが、改めて考えてみると、インターネットが手軽に使えて、分からないことがすぐに調べられるようになっても、わからないコトっていうのは、まったくなくなることはないし、むしろ増えたような気がする。◆そのインターネットについて。ＴＩＭＥ誌「今年の人」に、田代まさしが選ばれそうになったという珍事が起こった。これは、インターネットを使ったオンライン投票で、田代まさしに大量の得票が集まって、本命と思われたウサマ・ビンラディンやブッシュ大統領を抑えて、トップに躍り出たというのだ。集めた票は最終的に２位のウサマ・ビンラディンの実に２倍、８万票以上。これは、あの匿名掲示板の集合体「２ちゃんねる」で田代まさしに投票しようと言う呼びかけによるものらしい。当然、この幻の１位は削除されたことは言うまでもないが、簡単に組織票を作ることのできるインターネットのある意味”弱さ”を見たような気がした。