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公共交通〜鉄道

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新幹線なるほど発見デー2001

 新幹線を間近に見る機会は、そう滅多にあるモンじゃない・・・ってことで、ちびっことヲタクのみなさんに混じって、はるばる浜松まで行ってきた一部終始。


 ← さすがに朝4時半の改札口だと、人影がない。

 始発列車の車内も乗客はまばら。

 東京から、東海道線始発、静岡行き。

各駅停車ながら、豪華に?特急型車両。

始発だからなのか、
いきなり混雑し始めた。
 無料送迎バスに乗るのに、約30分待って、バスに乗ること約15分。なんとか、浜松工場に到着。すでに多くのお友達で賑わっていた。
 やはり人気の新幹線の前に大勢集まっている。写真を撮るのも一苦労だ。
 これが100系。東海道新幹線で走るもっとも古い新幹線と言うことになるのだけど、鋭さを感じさせる先頭車には、そんなに極端に古さを感じさせない。
 現在は、「こだま」号として活躍中。そう遠くない将来、全廃されるとのこと。その理由は、古いから…っいうのもあるのだけど、この100系以外の新幹線車両は、みんな270km/h出せるのに、これだけは、どう頑張っても、220km/hしか出せない。だから、後から来た300系や500系、700系に途中で追いつかれてしまって、東海道新幹線全体のスピードが遅くなるからだそうな。

 なんだか、すばしこい若い者に追い立てられてるお年寄りみたいで、気の毒に思えてくる。
 そして左が、その後登場した300系。100系が、マイナーチェンジ車とすれば、300系は、東海道新幹線初のフルモデルチェンジ車と言ったところでしょうか。当時は、「のぞみ」として活躍しました。
 で、これが、今一番人気になってしまった700系。姿からすれば、一番人気になるのは、いまいちしっくりこない。
けれど、東海道新幹線で一番早いとなれば、やはり人気者になるのは必然的な結果か?
 ここは、工場なので、日頃見ることの出来ない車両がたくさんあります。
 この右の車両もそうで、これは電気機関車。新幹線が走れなくなったときも、工事用の車両を引っ張ったりするときに活躍します。やはり巨大です。連結器の上に乗ったダミーが、数ミリの線に見えます。
 忘れてはならないのが、この0系新幹線。もう東海道新幹線からは引退しました。でも、今の東海道新幹線は、この0系があったからこそです。
 先祖に感謝しましょう。
 さて。新幹線の線路の幅はご存じですか?
 在来線の幅とは違うと言うことは、ご存じかも知れませんが、具体的にどれくらい違うのかは、右の写真で見ると、よくわかります。新幹線は1435mm、在来線は1067mmで、368mmの差があります。だから、これだけの大きさの車両が安定して走ることが出来るのです。
 ダミーが腕を広げても、まだ十分余裕がありますね。
 
 これは、いわゆる、「ドクターイエロー」と呼ばれる車両で、通常の新幹線と同じ、270km/hで、走行しながら、レールの様子や架線の様子などを検査するのが仕事です。
 ちなみに、2001年8月現在、僕の携帯電話のストラップが、このドクターイエローです。
 スタンプラリーも一苦労。はんこ押すのも、長蛇の列が出来ていた。


 車輪の修理なども、もちろん、この浜松工場でも行われています。
 写真だとわかりにくいかも知れないけど、これが新幹線の車輪とブレーキの仕組みを表した、実物を用いた模型。大きさは、中心に引っかかっているダミーと比較してみてください。
 中心の円盤が、車輪を締め付けることで、ブレーキがかかります。
(もちろん、ブレーキはこればかりではありませんけど)
 
 見学会名物?新幹線綱引き大会の模様。
 さすが、文字の作業場だけあって、看板も洒落てます。ここでは、新幹線車両に使われる様々な看板や文字が作られている場所です。
 「プチプチ」って・・・?
 もしやと思ったら、まさにそう。梱包するときの緩衝材として入れる、あのプチプチのことでした。工場でもそう呼んでるんですね。
 でも本当の名前ってこれでいいんでしょうか?
 レールの上を歩くなんてことは、そう機会がないかも知れませんね。昔は、結構レールに耳を近づけて、列車の音を聞いたものですけど。

 こういったイベントで、もっと鉄道に興味を持ってもらえるようになれば、いいなと思います。かならずしも、ヲタクくんにならなくてもいいけど。

 現地には、結局2時間しかいることができず、鈍行ですぐ東京へとんぼ返り。あれ、新幹線に乗ってないじゃん。

2001.8.5