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公共交通〜鉄道

サンライズエクスプレスへの招待


高松駅9番線で出発を待つ、サンライズエクスプレス

 ちょっと前の寝台列車といえば、古いとか、プライバシーがないなどと言われたものだが、その評価を一変させる寝台列車、”サンライズエクスプレス”を紹介したい。
 サンライズエクスプレスは、東京と高松・出雲市を結ぶ寝台列車で、それぞれ、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」と名付けられ、岡山で分割・併結をする。今回乗車したのは、「サンライズ瀬戸」で、高松から東京まで乗車した。




 車両はすべて2階建て。今回は、9号車に乗る。乗車口は、広く乗りやすい。9号車を示す”9”の表示も鮮やかだ。



 車内はすべて2階建てになっていて、デッキを抜けると、上下に階段が分かれる。このために、車内販売は不可能となった。(もともと個室ばかりだから、売り子の掛け声も聞き難いと思うけど)



   指定した個室は、B寝台”シングル”。広さは、1畳敷きを一回り広くした感じだろうか? 同じB寝台でも”ソロ”の方は、一部天井が低いところがあるが、”シングル”は天井がすっきりしている。
 階下なので、窓が下の方にかけて絞られているのがわかる。

ちなみに、階上は以下のような感じ。
 個室内の設備は、いたってシンプル。浴衣、枕、毛布、紙コップ。ハンガー、FMラジオ、目覚まし機能付きの時計などが備え付けられている。



   
 
 この寝台列車のユニークなところは、”のびのび座席”と呼ばれる、”座席車”を連結している点である。これは、”座席”とは言うものの、実際は、カーペット敷きの畳1枚分くらいの空間で、文字通り”のびのび”することができる。翌日、普通に仕事をしなければならないビジネスマンには、ちょっときついかも知れないが、お金に余裕がない時などには、寝台料金のいらないこの車両のありがたみを感じることができるかも知れない。



 これがシャワー室。中は、脱衣室とシャワー室に分かれ、両室をあわせても畳1枚分程度の広さである。
 シャワーカードを車掌から買い(310円)、6分間のシャワーを使うことができる。写真でもわかるように、残りの時間はタイマーが知らせてくれる。6分間という時間は、決して短くないが、追い立てられる気はしなくもない。限りある水を乗客みんなで使わなきゃいけないのだから、仕方ないけどね。

 ボディーシャンプー、シャンプー、ドライヤーは、追加料金なく、備え付けのものを使用できる。ただし、タオルはないので、あらかじめ用意しておく必要があるので、ご注意。

 ちなみに、A寝台を使用される方々には、このシャワーカードがあらかじめついていて、シャワー室も別に用意されている。
 



 個室に入ってしまうと、よほどのことがない限り、外に出るのは、おっくうになるが、ちょっと椅子に座って外でも眺めようかというときには、このラウンジに行くことになる。すぐ隣には、飲み物の自動販売機と、シャワー室があるので、シャワー後に一休みすることができる。







 朝を迎えると、ブラインドの開け放しには注意しないと、中が丸見えである。特に1階は、ちょうど東京到着が通勤時間帯にかかってしまうので、次の電車を待つ人の注目を浴びてしまうことになる。

 写真は、横浜駅。通勤で使っている方々にとっては、毎日のことなのだから、あんまり気にしないのだろうけど。



 東京駅に定刻通り到着。快適な旅でした。
久しぶりの寝台列車に寝るのが惜しくなって、多少寝不足になってしまったが、そこはご愛敬。


2001.4.16