松本 人志/著
朝日新聞社
1,020円(税込)
あまり芸能人の書いた本は読まないのだけれど、たまたま図書館の「今日返却のあった本」というコーナーで見かけたので、借りて読んでみた。
正直、内容的にはこれがベストセラーになるとは思えないのだけれど、いかに読者が、著者の「松本人志」へ関心が高かったかということを裏付ける事象だと思う。日記というか、今で言うところのブログというか、松本人志の本音をありのまま書かれた感じ。本文中でも実際に自分ひとりで考えて書いていると言っている。テレビで見せる彼の性格を思い出しながら読むと、はぁなるほどなと思うところがあって、おもしろい。ちょっと偏見や考え方に疑問を持ってしまう部分もあるけれど、彼の日記だと思えば、気にならない。
(2005/5/1) 【★★★☆☆】 −05/5/1更新
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ふじわら かずえ/著
祥伝社
1,260円(税込)
昭和のちょっと変わった雑貨を集めた本。全編楽しいイラストで構成されている。
「ジェームスディーンのピーヒャラ」とか、「きせかえ」でなく首をすげ替える「くびかえあそぴ」とか、木のピースを縦や横に動かして、「娘」というピースを外に出す「娘パズル」、さまざまなこけし…「スチュワーデスこけし」「壇ふみにしか見えないこけし」「東京タワーこけし」とか、イチジク浣腸の販促品として作られたナイフとか…
今から見ると、なんだかよくわからないモノばかりだが、作られた当時は、別に笑わそうとしたわけでもなく、いたって真面目に作っていたのだ。それだからこそ、趣があって楽しいのだと思う。
四、五十年の違いで、日本人の発想がここまで変わってしまうというのは、ちょっと不思議。今の時代のモノが、また四、五十年先になったら、どう見られるのだろう?それはそれで楽しみ。
(2005/5/1) 【★★★☆☆】 −05/5/1更新
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