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龍的思考回路/定点観察

2012年1月23日(月曜日)

4074 出版中止に思う

芸能・メディア・広告  — ろん

先日、本屋に行ったら、こんな掲示を見掛けた。

浅田真央初のエッセーが出版中止になったということは、先日報道されていたとおりだ。

もっとも、僕が関心があるのは、本の内容というよりも、発売直前に中止となった経緯についてだ。

来月8日に発売予定だったというから、ほほ完成していたはずで、その段階での出版中止は、相当大きな問題があったのだろう。

彼女のブログでも、

本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、

とあって、出版社とのトラブルの存在を伺わせる。

出版社は、以前も話題になったところだったのも、「さもありなん」と思ってしまうし、もし出版元が、ここでなければ、きっと日の目を見たのではないかという気もする。

噂によれば、宣伝用ポスターでは、亡くなったばかりの母親の言葉を前面に打ち出し、まるで死を“売り”にしているような宣伝手法に、彼女が不信感を持ったようだ。

実際のところは、よく分からないが、状況から見て、まぁ間違いないだろう。

こんな宣伝文句を使わなくても、それなりに売れたのではないかと思うのだが、なぜそうした宣伝手法にこだわったのだろう?

本人が嫌がっていたのであれば、止めればいいだけのことなのに。

そんな簡単なことができなかったのはなぜか?

当事者に、ちょっと聞いてみたい。

まさか、出版中止になるとは、思ってもみなかったということか?

2012年1月22日(日曜日)

4073 ちょっぴり鬱なときの実験的思考

物思いに耽る(雑感)  — ろん

たとえどのような状態であろうと、今後明らかに困難な出来事があるときであっても、

「いまが一番楽しい」

と思うようにしよう。

嫌なことを警戒するのではなく、いま生きている、この瞬間を楽しむという考え方。

これまで、先の不安ばかり想像してしまって、いま生きている時間を楽しむということができなかった。

でも、考えてみれば、たとえ警戒しててもしていなくても、不安に感じていたとしても感じていなくても、結局、問題は発生するのだ。

これから大きな問題が起きるかもしれない状況、これから怒られるかもしれない状況、これからトラブルに巻き込まれるかもしれない状況…

小説やドラマだったら、これらは、まさに見所なわけで、一番の面白い場面のはず。

それがもうすぐ起きるとわかっているのだったら、この状況を「楽しみ」と思っても、おかしくはない。

さらにこの考えを進めていくと、旅行や遠足といった楽しい行事前に、それらを想像することは、実際の行事と同じかそれ以上に楽しみなことであるとも言える。

つまり、今後明らかに困難な出来事があるときこそ、その楽しみを前にした直前の楽しみということが味わえるわけだ。

このあと起きることがどんなことであろうと、その起きることを楽しみにして、いまを楽しく生きる。

ちょっと試してみよう。

2012年1月21日(土曜日)

4072 つながり

物思いに耽る(雑感)  — ろん

所用があって駅で電車を待っていたら、電車が遅れて予定の時間になっても来ない。

電光掲示板を見ると、沿線火災で、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインの運転を見合わせ、午前中は運転再開の見込みが立っていないという。

その影響で、埼京線の電車にも遅れが生じてしまっていたようだ。

以前も線路に人が立ち入った影響で、トラブルに巻き込まれたことがあったが、半日間も運転を見合わせという状況も、 困ったものだ。

その後の報道によれば、23歳の女性が自宅の電気ストーブを使っていたところ、そのまま寝込んでしまい、布団に引火したらしい。

22万4000人に影響があったそうだ。

僕は大して問題はなかったが、大事な予定に遅れたり、間に合わなかったりした人も少なくないだろう。

この女性がストーブのスイッチを入れて寝込んだことが、まったく見ず知らずの人の人生を左右することもありえたわけだ。

見えないつながり。

まさか、そんなつながりがあるとは、ストーブのスイッチを入れて寝込んだ時点てわかるはずもなく、振り返ったとき、初めて明らかになる。

自分の普段の何気ない行動だって、いつどこでどのようにつながっていくか、わからない。

突然明らかになるつながりって、ちょっと怖い。

2012年1月20日(金曜日)

4071 四バカ新年会

日常生活  — ろん

四バカ(かつての同僚・先輩/上司)の新年会へ。

この4人で仕事をしたのは、僕がいまの会社に入ってからたったの2年間程度だけで、その後は、みんな部署も会社も変わってしまったのに、どういうわけだか、四バカと呼ぶこのメンバーで、ときどきこうして飲みに行くことがある。

そういえば、毎年元日の新年会のメンバーも、高校1年のときに同じクラスだったし、入学や就職と行った大きな変化があったときに出会った人たちと仲良くなる傾向があるのかな…と思った。偶然だと思うけど。

このメンバーで、ときどき飲みに行くと言っても、前回は2008年12月だったから、実に3年ぶりだった。

話題は、とりとめもない話。そんなものだろう。

出会ってから、もう十数年の時が流れたが、何年経っても、全員のポジジョンは変わらない。みんな“バカ”を楽しんでいる。

ふと、僕は一瞬“新入社員”に戻った気分にもなる。

一部を除き大酒飲みがいないのもありがたい。お財布に優しい飲み会だ。

写真は、ちょっと珍しい、ししゃもの稚魚の炙り。美味。お酒は飲めないけど、日本酒のおつまみによさそう。

それにしても、今週は疲れた…来週はもっと忙しくなりそうで、週末を前にして、実はいまから気が滅入っている。

2012年1月19日(木曜日)

4070 命が潰えた場所

物思いに耽る(雑感)  — ろん

先日自宅近所の道路がパトカーによって閉鎖され、何人もの警察官たちが動き回っていた。

雰囲気から察するに、おそらく交通事故だろうということはわかった。

その後、新聞を見ていたおじゃこが、その場所で、ひき逃げがあったという記事を見つけた。

その翌日。

朝、会社に向かう途中、現場となった交差点で「死亡事故発生現場 歩行者に注意」という看板を取り付け作業をしている人を見かけた。

そういえば、会社に向かう途中に「死亡事故発生現場」という看板の前を2〜3ヶ所あるのを思い出した。

看板が立てられた直後は目を引くが、時間が経つにつれ、看板は風景の一部と化していく。

看板の下には、しばらくの間は、綺麗な花が手向けられていることも多いが、いつしかその花も枯れたままとなってしまう。

その後、看板は劣化し壊れるに任せられ、撤去される。

そして事故現場であったことすら忘れ去られる。

ここは、当事者や関係者でなければ”単なる事故現場”に過ぎないのかもしれないが、間違いなく一人の命が潰えた場所なのだ。

気がつかないだけで、そんな場所って、きっとたくさんあるのだろう。

2012年1月18日(水曜日)

4069 こんなものを作った

日常生活  — ろん

おそらく性格が原因だと思うが、どこに出掛けるにしても、つい荷物が多くなりがち。

それだけに、あえて意識して、できる限り、荷物を減らしたいと考えている。

最近は、電子マネーやクレジットカードが使用できる店舗が増えたおかげで、財布も持たずにいられる機会が増えた。

が、しかし、財布がないせいで、ときどき不便を感じることがある。

小銭がどうしても必要な場面は、まだまだ多いからだ。

コインロッカーや、両替できないオフィスグリコでの購入をはじめ、電子マネー等が使用できない場合など…。

場合によっては、1000円札でもあれば対応できることもあるが、その後、じゃらじゃらと、おつりを持ち歩くことになるのも、ちょっと困る。

かといって、小銭を使うときのためだけに財布を持ち歩きたくない。。

そこで、考えた。

カードサイズの小銭入れを作ろう。

材料は、厚紙(段ボール)とプラスチック板。

カードサイズにカットした厚紙に、小銭にあわせた穴を開け、プラスチック板を背後から貼る。

できた。

こんな感じ。

当然ながら、厚みを持たせることができないので、枚数は限られているが、500円、50円、5円を各1枚、100円2枚を収納できる。

これを、ふだん持ち歩いているカードケースに入れば、ちょっとした外出のために財布を持ち歩く必要はさらに減ること間違いなし。

こんな感じの商品が売られていないところを見ると、僕のような需要って、ないのだろうか?

自分では、なかなかいいアイディアだと思ったのだけれど…

2012年1月17日(火曜日)

4068 暑い…冬なのに

日常生活  — ろん

東京は連日寒い日が続いているが、会社の業務フロアは、とにかく暑い。

もちろん、フロア全体で冷暖房が行われているのだが、どうもその効き方がおがしいのだ。

昨年の夏は、節電が叫ばれたことから、冷房温度が高めに設定され、軽装や扇風機で暑さをしのいだ。

この冬も、夏ほどでないにせよ、できるだけ節電を心掛け、暖房の設定温度を低めにし厚着をすることになるはず…だった。

それが、なぜか暑い状態が続いている。

先日見た温度計が26度を示していたので、あらためてびっくり。

実際、業務フロアは、25度を超えた夏日と同じ温度になっているのだ。

設備担当者に話を聞くと、問題は認識しているそうだが、抜本的な対策がないらしい。

特に空調設備が故障しているわけではないらしいが…設計した以上の人たちが働いているせいだろうか?

なんとかこの暑さを解消できないかも尋ねてみたら、

「冷房を入れるしかない」

なんということ!

窓から見える寒々しい景色と、うちわで扇いだり、あちらこちらで扇風機も回っているギャップ…。

窓さえ開けることができれば…超高層ビルでは、それもかなわない。

なんとかならないか…と、ここで愚痴を言っても仕方がないのだけど。

2012年1月16日(月曜日)

4067 ちょっとしたブームらしいけど

社会・政治・事件  — ろん

タニタの社員食堂と同じメニューを出す「丸の内タニタ食堂」は、連日、大賑わいだそうだ。

でも…

これで800円といわれると、なんだかなぁ…と思ってしまうのは僕だけだろうか?

タニタの本社のある板橋ではなく、丸の内にオープンしたのは、可処分所得の多いサラリーマンが多く集まると思われたからだろうし、挑戦的な価格設定も、“丸の内価格”なのだろう。

しかし、予想とは違った人たちが集まってきているようだ。

整理券が配布終了したあとに訪れ、お店を前にランチを食べ損ねてしまった母(50代)と娘(18歳)の親子は、「千葉県船橋市から約1時間かけて来た。整理券があるなんていつ情報があったの? サイトでも見つけられなかった。こういう点は徹底して欲しい」と苦言。ほかにも、整理券の存在について知らなかったという人が多数おり、なかには「(同店オープンを伝えた)朝のTVのニュース番組では整理券のことなど何も言ってなかった。とんでもない話だわ」と怒りを露にする人もいました。

“丸の内価格”でも、コンセプトは社員食堂なのでセルフサービスだし、なにも1時間かけてやってくるほどのことでもないとは思うが、ブームというのは怖い。

一方、タニタは

「こんなに混んでいるならもっと店舗を増やしてほしい」という声も多いが、これについては「次の店舗は半年から1年経った後に検討する」という。

かなり、したたかだ。

こういった状況が続くかどうかを見極めてから…ということだろう。

はたして…?

2012年1月15日(日曜日)

4066 メタボリズムの未来都市展

博物館・展覧会 建築・都市  — ろん

「メタボリズムの未来都市展」は、以前からずっと見に行こうと思っていた。4ヶ月もやってて、会期が長いから、いつか行けばいいかと思っていたら、なんと、もうおしまいだという。

慌てて、六本木ヒルズ森美術館に向かった今日は、展示最終日だった。

タイトルになっている、「メタボリズム」という言葉は、日本では、“メタボリックシンドローム”という言葉の影響が強いので、正しく理解されないのないかと勝手に心配してしまう。

メタボリックとは、新陳代謝のこと。

環境に素早く適応し次々と姿を変えながら増殖していく生き物になぞらえた表現だった。

このメタボリズムの中心となったのは、丹下健三、黒川紀章、磯崎新、槇文彦、菊竹清訓、大高正人というそうそうたる建築家たちで、本当にたくさんの建築作品を世に送り出してきた。

1960年から70年代。

高度成長期の日本にあって、メタボリズムは、さまざまなな問題を解決する一つの解だったのだろう。

それは、まるで必要に応じて姿を変えていく生き物のように、都市も建築も大きく変化すべきと。

まさに新陳代謝。

必要に応じて、取り替えるという考え方だった。

この考えは、20年に1度社殿のすべてを建て替える式年遷宮のように、実は日本古来からある考え方というと、単純に「なるほど~」と感心してしまう。

東京湾上に新しい都市を作り上げるという、東京計画1960など、当時計画された、さまざまなプロジェクトが、コンピュータグラフィックスでよみがえっていた。

なんとなく、フジテレビっぽいなぁ…と思うと丹下健三の作品だし、僕が愛して止まないカプセルタワービルっぽいなぁと思うと黒川紀章、江戸東京博物館っぽいと菊竹清訓といった感じで、未完の作品を見て、その作者の実在する作品を想像するのも楽しかった。

その後の日本はどうなったか?

メタボリズムの根底にある「取り換える」という思想は、1度も交換されることのなかった中銀カプセルタワービルの例を見るまでもなく、完全に実現したとは言い難い気がする。

(これらは、本展覧会で、紹介されているわけではありません)

総リセットで、しがらみのない世界を目指したメタボリズム。

未来が希望に満ちあふれてい時代には、それが許されたのだと思う。

メタボリックシンドロームに陥った、現代の日本における解って、なんだろう?

とにかく盛りだくさんの展示だった。もう一回見たいと思ったが、今日が最終日。残念。

2012年1月14日(土曜日)

4065 ○○から日本を元気に…?

物思いに耽る(雑感)  — ろん

震災後、よく「○○から日本(東日本)を元気に!」みたいな表現を見聞きする。

大きなイベントや店舗の開業といった、比較的華やかな行事が行われるときに、主催者や代表者が、こういったコメントを発表することがある。

被災地のことを考えた表現だとは思うが、最近は、だんだんと違和感を覚えるようになってきた。

そもそも、なぜ、そんなことを言うのだろう?

自分たちの行動が、本当に日本を元気にすると思っているのかな?

誰のために言ってるのだろう?

被災者のため? お客さんのため?

悪気?は、ないと思うが、そう言ってるだけで、結局は、単に自分の商売を正当化する免罪符的な台詞に過ぎないんじゃないかと思えてしまう。

穿ったものの見方かな?