3973 らじる★らじる

いまから1年半ほど前、パソコンでラジオが聴けるようになり、ラジオ好きだった僕にとっては、嬉しかった。

ただ、聴けるのは民放だけだったので、NHKラジオを中学生のころから愛聴してきた僕としては、少し不満だった。

震災のとき、暫定的にではあるがNHKラジオも聴けたので、ありがたかったが、緊急対応ということで、再び聴けなくなってしまった。

民放のradikoは、想定以上に好評だったようで、聴取できるラジオ局もどんどん増えていった。

そうした流れに応えるかたちで、NHKラジオも配信することになり、その紹介ページができていた。

サービス名は、らじる★らじる。民放のradikoとは、別のサービスとなるようだった。

どうせなら、一緒にしてくれた方がいいのに…

そして、今日9月1日から、サービスが開始された。

久しぶりに、NHKラジオを聴くことができた。

iPhoneは、10月から聴けるようになるらしい。

いまから楽しみ。

3965 釈然としない話

昨日の夜21時過ぎのこと。こんなニュースを見かけた。

吉本興業は23日、所属タレント島田紳助(55)が午後10時から都内で緊急会見を開くとマスコミ各社に発表した。進退に関する発表とみられる。会見には同社の水谷暢宏社長も同席する。

なんだろう?…と思って、インターネットを見ていたら、Twitterで伝わってくる情報は早かった。

島田紳助が芸能界引退…。

会見の詳細は、さまざまなメディアで伝えられているので割愛するが、この話を額面通りに受け止める人は、多くはないだろう。

なんだか釈然としない。

“この程度のこと”というのは問題だが、暴力や恐喝といった犯罪とまではいかないようなことで、引退にまで追い込まれるのは、きっと、会見で言った以上のことがあるに違いない…。

ブログやTwitterでは、このあと伝えられるであろう深刻なニュースをごまかすために、このタイミングだったに違いない…なんてことも書かれていた。

マスコミ(特にテレビ関係)の取り上げ方も、なんだか腫れ物に触るような扱いで、擁護とも取れる発言もある。

裏を読まなければ、真実が見えてこないのは、どんな世界でも同じかもしれないけど、なんか釈然としない話ではある。

3962 そういえば24時間テレビ…

ふと、テレビをつけたら、24時間テレビをやっていた。

最近はほとんどテレビを見なくなったということもあってか、どんなテレビをやってるのかという情報に疎くなってきている。

画面には、少し苦しそうな表情をした徳光和夫が走っていた。

小さいころは、この番組の趣旨もわからず、ちょっとしたお祭り感覚で見ていたような気がする。

ある程度、年齢を重ねてくると、ドキュメンタリーのコーナーなどを見るようになって、かなり長時間視聴していた記憶がある。

そのうち、だんだんと見なってしまった。

いつくらいから見なくなったんだろう。

記憶をたどると、少なくともよく見ていたころは、まだマラソンはしていなかったし、テーマソングは「愛はマジック」だった。なんだかいい曲で、歌詞はおぼろげだけれど、曲調はよく覚えている。

テーマソングが、サライになって、マラソンが始まったあたりか…?

Wikipediaで調べてみたら、こんなことが書かれていた。

第15回(1992年) – マンネリ化が進行していた番組の「テコ入れ」を図るために以下のリニューアルを行い、番組のエンターテインメント化を図った。(以下省略)

このテコ入れにより、テーマソングが変わり、マラソンが始まったのだという。つまり、僕があまり見なくなったのは、1992年あたりから…ということになる。

つまり、僕にとってはこのリニューアルは失敗だったってことになるが、テレビ局にとっては知ったこっちゃないだろう。

それにしても、「サライ」が作られてから、来年でもう20年!

谷村新司と弾厚作(=加山雄三)が、視聴者からFAXで歌詞を受け付けながら、曲作りをしていたシーンをけっこうリアルに思い出す。

そんなに前だったんだっけ? 信じられない。あまりに時間が経つのが早すぎる。

3933 先日の徹子の部屋

レディ・ガガが、世界的に人気だということを知ったのは、ごく最近のことだった。

そして震災の支援をいち早く表明し、さまざまな活動を行ってきたというニュースを聞いたものの、実際にどんな人なのかをまるで知らなかった。

先日「徹子の部屋」に出演するというニュースを聞いて、おじゃこに録画してもらったのを、ようやく見た。

話には聞いていたが、これはすごい…

認められた人がやれば、“芸術”だけど、そうじゃない人がやれば、ただの変わり者として扱われてしまうだろう。

彼女のこれまでの生き方や考え方、ファンに対する姿勢などを聞くと、さすがは、カリスマだと思う。

では、こういう人であれば、なにをやっても許されるか?というと、当然ながら、そうではないようだ。

車椅子姿で現れたパフォーマンスはさすがにちょっとやりすぎたみたい。

シドニーで行われたコンサートで車椅子に乗って登場し、観客の度肝を抜いたと報道されているレディー・ガガだが、身障者権利擁護団体は「他人に衝撃を与えるもの」として障害を利用したとガガを批判しているようだ。

どんな理由でやったにせよ、傷ついたり、不快に感じられた人がいるのだから、ぜひ反省してもらいたいと思う。これだけ、ファンや日本のことを思ってくれているだけに、余計そう思う。

3932 原田芳雄さん亡くなる

俳優原田芳雄が亡くなった。

先日自身の出演した映画試写会に姿を現したのが公の最後だった。

ドラマなどで、とてもよく見かける俳優さんだった。

僕が最も印象的に記憶しているのは、ドラマ「不毛地帯」の近畿商事大門社長役だった。

非常に重要な役どころで、彼の演技は、このドラマを面白くさせてくれたと断言してもいいくらいだと思っている。

そして、なにより、彼の印象をもっとも強くしたのは、やはり「タモリ倶楽部」の鉄道企画での出演だ。

ひとりの鉄道ファンとして、彼が心底楽しんでいる様子が、見ているこちらも楽しかった。

僕も鉄道好きだから、”仲間”のような親近感を覚えていた。

最近はあまり出演しないな…と思っていたところで、先日の試写会で見せた、痩せ細った車椅子姿は、とてもショックだった。

もう、あのキラキラ目を輝かし、はしゃぎながら鉄道談義するあの姿を見られないのか…と思うと、とても悲しい。

ご冥福をお祈りします。

3886 ドラマ評(2011年4月期-)

以前は、ドラマ放送を開始してすぐにドラマ評を書いたが、今回は何話か見た上で書いてみることにした。

ただ、どのドラマもビデオ録画して、あとから視聴しているため、実際の放送よりもちょっと遅いタイミングで視聴していることをお断りしておく。

例によって、あくまで個人の感想なので、あしからず。今クールは、3本のドラマを見ている。


【JIN-仁-】毎週日曜日21時~TBSテレビ系

現代の脳外科医、南方仁が、どういうわけだか、江戸時代末期にタイムスリップ。そこでたくさんの人たちを救うというお話。

坂本龍馬や西郷隆盛などの歴史上の著名人が主人公と交流することで、日本の歴史が作り上げられていくという筋書きも、あり得ない話ではあるけど、とてもわかりやすい。

史実を曲げないよう、いろいろと辻褄合わせをしようとしているものの、脚気に効く食べ物(ドーナツ)を江戸中に広めて、和宮にまで献上したり、幕末にペニシリンを生成して治療に使ってしまうとか、歴史に影響しないわけがないような話も出てきてしまっているので、最終的な落としどころが気になる。

特に第1期の最終回は不満の残る内容だった…ということもあるので、今回、完結編と銘打っているだけに、納得できるエンディングを期待したい。

もちろんフィクションなのだから、そんな細かなことを気にする必要は全くないのだけど、いいドラマなので、細かなところまで気になってしまう。

エンディングクレジットで流れている江戸時代末期と現代の写真を対比させる映像は、メインテーマの良さも手伝って、ちょっと感動的。歴史の積み重ねがあって、今につながっているということが、この映像を通して伝わってくる。


【マルモのおきて】毎週日曜日21時~フジテレビ系

独身サラリーマンと急逝した親友の双子の子供と一緒に生活をしていくなかでのてんやわんやを描いたドラマ。

見ていてまず思ったのは、芦田愛菜ちゃんありきのドラマといった感じ。彼女がいなければ、このドラマは成立しなかったとすら思う。

動物と子どもという、視聴率が取れるキャラクターをふんだんに使い、阿部サダヲや伊武雅刀、世良公則といった実力派の俳優で固め、このドラマ枠のポリシーに沿った「家族がそろって楽しめる、前向きな思いが込められた作品」を忠実に即した内容となっている感じ。

実際に視聴率も悪くないようだ。

余計なことは考えないようにするためだろうが、あまりに子どもたちがいい子過ぎる。それに、とかく障害になりがちな周囲の環境も、完璧なまでに良いのは、「まぁドラマだから」と思うしかないのか?

今後どのように話が展開するかはわからないが、このまま、あまりドロドロした話になることもないだろうし、細かいことは気にしないで見ていくことにしよう。

ちょっと、気になったのは、犬(ムック)の存在だ。

このドラマが始まる前、めざましテレビの名物コーナー「今日のわんこ」に酷似した宣伝CMが何度も流れていたので、ドラマの中では、犬も重要な役割を果たすのかと思ったが、ここまで視聴した限りでは、なぜか「しゃべる」ということ以外は、ほとんどドラマの内容に影響していないように思える。今後、話の展開に加わってくるのだろうか?


【BOSS】毎週木曜日22時~フジテレビ系

ちょっと前のドラマはやたらと、心理分析の刑事モノが多かった。もともと、このドラマにも、その傾向があったものの、今クールは、さらにその傾向が強まった感じ。

これはこれで、興味深いのだけど、何でもかんでも、心理分析や行動分析に頼ってしまうと、なんとなく白けてしまう気がするのは、僕だけだろうか?

まぁドラマだから…と言ってしまえばそれまでだけれど、中途半端にリアリティがあるせいか、気になってしまうが、従来とのドラマとは異質で面白い。

警視庁に設置された「特別犯罪対策室」。降りかかる、さまざまな難事件を鮮やかに解決していく。

前作に比べて、登場するキャラクターが濃くなる…いわゆる“キャラが立つ”ようになった。前回は後半にちょっとしか出てこなかった“野立会”も、今回は何度となく登場してるし。

こうしたキャラが立つ傾向は、ドラマ医龍とまったく同じだ。ただ、どちらも、キャラクター色が強くなっても、結局、ドラマ本編の進行とはほとんど関係ないという点がちょっと興味深い。あくまでドラマの中での味付けであり、視聴者の関心を惹きつけるきっかけでしかないのだ。

それだけに、ドラマ自体を楽しもうと思うと、そうした際立つキャラクターが、邪魔っぽく感じてしまうわけで、バランスが難しい。

3882 児玉清さん亡くなる

児玉清さんが亡くなった。

これといって接点はなかったのだけれど、やはりクイズ番組「アタック25」での司会は、とても印象に残っている。

また、印象に残っているのは、ドラマ「鹿男あをによし」に出演したときのテンションの高い演技。ドラマ「HERO」などにも出演していたっけ。なかなか代わりになる俳優さんはいないように思う。

享年77歳。もうそんな歳だったか…。俳優さんの年齢って、あまり考えることはないが、亡くなったときは、どうしても意識してしまう。

ちなみに、アタック25の番組開始は1975年。この番組の司会をはじめたのは、41歳のときということになる。

もちろん?、僕はまだその年齢までには達していないけど、そんなには離れていない。ずっと年上だと思っていたが、そう考えると、不思議と身近に感じてくる。

とてもいい俳優さんだった。ご冥福をお祈りします。

3832 中吊り広告(震災12日目)

首都圏のJR線の多くが平常運転するようになったこともあって、今日から僕も、先週までのスニーカーに私服という格好をやめて、背広で出社する。

朝から雨で、ちょっと気分は憂鬱だったものの、仕事を始めてしまえば、そんなことも言っていられず、どんどんと時間が過ぎていく。

帰りの電車の中。

先週からすでにそうだったが、車内の中吊り広告の少なさが目につく。

広告があまり好きではない僕にとっては、むしろ、すっきりしていいとすら思えてしまう。

でも、いまは非常事態だ。

広告を減らした分の費用が、被災地への義援金になる…というのであればいいけど、単に“自粛”ということだけになってしまうと、お金は企業に中に留保されるだけだし…。

自粛だけでは、経済的には何のプラスにもならない。

もちろん経済性だけで判断すべきではない部分もあるだろうけど、経済がそれなりに発展しなければ、日本全体の発展もなく、復興にも影響があることは間違いない。

広告のない車内を見ると、いろいろ気になってしまう。

3810 映画「沈まぬ太陽」を視聴

映画「沈まぬ太陽」がテレビで放映されていたので、録画して、今日見た。

見終わって、それを強く考えさせられたのは…

「会社とは、組織とは、いったい何だろうか?」

…ということだった。 会社や組織のために尽くしても、それに応えてくれるかどうかはわからない。

会社のためを思い、組織のためを思って起こした行動が、会社から評価されず、会社から敵視された結果、“現代の流刑”とも言える8年もの海外勤務を強制された主人公が、日本に帰国後発生した、航空機墜落事故のお世話係、遺族係へと回され、職務に尽力する…。

自分にとって、本当に大事なこととは何であろうか? 譲れないこととは何であろうか?

そうしたことを意識することは、まずないが、それを意識する瞬間こそが、その人間の本性が最もよく現れる瞬間でもある。

しかし…

「この物語はフィクションであり、登場する会社や組織は、すべて架空のものです」…とはいうものの、至るところで実在する会社や組織、実際のエピソードを思い起こさせるため、“フィクション”とは思えない。

で、いろいろ調べてみる。

映画で登場する人物と、モデルとなった実在する人物とは、どうやら似ても似つかぬ違いがあるようだ。英雄的に扱われている主人公でさえ、実際はいろいろと問題があったともいう話が見つかった。物語に登場するエピソードも、事実とまったく異なっていたり、そもそも存在しないなんていうエピソードも多いらしい。

見終わった直後感想と、しばらくいろいろと調べた後の感想では、この映画に対するイメージが、大きく異なるという、なんだか不思議な感覚を覚えた。

3808 2年ぶりの文化庁メディア芸術祭

前回、ひょんなことから見学できた、文化庁メディア芸術祭だったが、今日は2年ぶりに行くことができた。10日程度しか開催されていないために、去年は行きそびれたのだ。

文化庁メディア芸術祭とは、「我が国のメディア芸術の振興に資するため、優れたメディア芸術作品の発表の機会を提供し、創造性あふれる作品を顕彰するとともに、これを鑑賞する機会を提供」するというイベントで、毎年この時期に受賞作品の展覧会がある。

アート部門、マンガ部門、アニメーション部門、エンターテイメント部門の4つの部門ごとに、賞が選出される。

この展覧会では、それぞれの作品に比較的詳細な解説が書かれているので、作品の持つメッセージ性などがよくわかるのがいい。

会場は、今年も国立新美術館だったが、東京ミッドタウンも関連のイベントが開催されている。今日は朝から雪だったが、今週末で終わってしまうので、今日は行くしかなかった。

いくつか気になった作品を紹介したい。写真撮影不可というのが残念。


【NIGHT LESS】

Googleストリービューは、プライバシーの問題が大きく言われたが、この作品では、そのGoogleストリービューをつなぎ合わせて映画を作ったというもの。

舞台は、ネブラスカ、千葉、アラスカ、ポルトガル、マルセイユだそうで、千葉が混じってるのがなんだか楽しい。映画ではあるが、出典はすべてGoogleストリービューなので、当然ながら、ストーリーは“こじつけ”である。

このタイトルの意味は、Googleストリートビューが昼間にしか撮影できないため、必然的に、この作品に夜がない…よく考えられている。

11分の作品だったが、ちょっと長かったので、半分くらいしか見られなかった。


【The Men In Grey】

グレーのスーツを着た男2人が、オープンワイヤレスネットワークを利用し、見えない情報を収集、公開して、跡形もなく消え去る。そんな映像と、男2人が使っている機器が展示されている。

もちろんこれら全部がアート作品であり、当然ながらフィクションなのだが、リアリティに溢れている。作品の解説によれば、「ネットワークへの絶対的信頼を解体し分析、ネットワーク依存に警鐘をならす」とあった。

たしかに、いまのインターネットを含む、さまざまなインフラに、いつの間にやら、多くの人々が絶対的な信頼をしてしまっていることに気付かされる。安全であるという証明は、いつ誰がしたのか?なぜそれを僕たちは信じているのか?


【sound/tracks】

列車の車窓から映し出した景色をそのまま“楽譜”として変換し、それをピアノに演奏させるという作品。映像に映る、天候、明るさ、速度、窓ガラスの汚れなど、さまざまな条件を含めて変換されるので、非常に複雑な音楽になる。同じ風景は二度と現れないことから、ここで奏でられる音楽もその場所でしか聞くことのできないものとなる。

自分が見慣れた車窓の風景をこれで演奏させたらどうなるんだろう?と思った。


【10番目の感傷(点・線・面)】

作品が展示されているというカーテンで仕切られたその部屋に入るには、10分程度待ってもらう…と係員の方より案内された。

真っ暗な部屋に入ると、その中には、強いライトを光らせながら鉄道模型がゆっくりと走っていた。床には線路に沿って日用品が並べられている。鉄道模型に搭載された光源に照らされた、電球やザル、積み木などが、壁や天井にその影を映し出されると、とても不思議な風景が広がった。

壁に映っている影を見ているだけなのに、あたかもその模型の列車に乗り合わせたかのような錯覚を覚えた。
構造は実に単純だけど、計算され尽くした光景は、ずっと見ていても飽きなさそう。でも、列車が一往復すると、その部屋から追い出されてしまう。


【Teamlab hanger】

洋服店などで、自分に合いそうな服を選ぶとき、当然ハンガーに掛けられた洋服を手にする。それはあまりにごく自然な行動だが、それにあわせて、ハンガーの前に置かれたディスプレイが反応し、その服をコーディネートされた写真やムービーが表示されるという仕組み。意外とありそうでなかったので、いい発想だと思った。

しかし、いかんせんディスプレイが大きすぎやしないか?と思った。自分が手にした服がディスプレイに大写しになるというのは、あまり気分のいいものではないだろう。もちろん、今回の展示はこれ自体が作品だから仕方がないとは思うけど。


外の雪は、やむどころか、ますます強くなってきた。