[社会の窓]ガソリン価格

自動車を運転する機会がないから、ガソリン価格の高騰が止まらないというニュースを見聞きしても、いまいちピンとこない。

今日、たまたま自転車でガソリンスタンドを通り過ぎたときに、セルフで146円という表示を見たが、これが安いんだか、高いんだかは、よくわからなかった。

ただ、ひとつ、知識として知っていて確実にいえるのは、この金額の中に、かなりの割合で税金が含まれているということだ。

あらためて調べてみたら…

ガソリン1リットルあたり…
ガソリン税(本則)  28.7 円
ガソリン税(暫定)  25.1 円
石油税  2.8 円
消費税  10.81 円

…で、計67円が税金!

実に、46%以上が税金で占められていて、本体価格はわずか78.59円。なんと80円を切っているのだ。

ガソリン価格は、世界情勢によって大きく変動するが、価格のうちの半分が税金だと思うと、価格変動なんて実は大した話じゃないんじゃないか…とすら思えてくる。

5443 作られる話題

ふと見つけたこの話題…?

モデルの紗栄子が7月20日、“でべそ”をチラ見せした夏コーデショットをSNS上で公開。その姿を見たネット上のファンからは、彼女のキュートな“へそチラ”と“美しすぎるプロポーション”を称賛する声が相次いでいる。

この話題って…別にこの人に特段の感情があるわけではないが…

これほど薄っぺらい話題もないなぁ…

…と思ってしまった。

まぁ、この記事を読んでしまった自分も、なんだかなぁ…とは思ってしまったが、要は、自分の写真を自分のSNSに載せた…ということを、ただ紹介しているだけの記事だ。

称賛する声が相次いでいるといっても、特別なことではなく、単に「いいね!」を押したり、コメントを入れた人がいたということをただ書いてるだけなのだ。

たしかに「称賛する声が相次いでいる」というのも、決して間違っていないが、ためしに彼女のほかの投稿も見てみたのだけど、今回の記事で紹介された投稿が極端に”称賛”されているわけではなかった。

むしろ、数日前に投稿されたチーズバーガーの写真の方が「いいね!」の数が多かったのを見ると、ここで言われている”称賛”とはなんだろう?と思ってしまう。

見方を変えれば、取り上げたサイトが、これを”話題”として取り上げたからこそ”話題”となったとも言える。

話題というものは、こうして、誰かの意思を持って作られていくんだろうなぁ…と思った。

5442 日比谷は日比谷、霞ヶ関は…

日比谷線に乗ったときに気になったこと。

扉の上に次駅の案内が表示されているモニターがある。

日比谷は日比谷

左側のモニターは日本語で、右側のモニターは英語や中国語、韓国語といった外国語が表示されている。

たとえば、(写真を撮ったタイミングは前後するのだけど)日比谷駅は、このように中国語でも日比谷駅となっていた。

 

同じ漢字を使っているから、当然といえば当然なのかなと思っていたら、その隣駅の霞ヶ関駅は…

霞ヶ関は…???

霞关?

霞ヶ関は、霞ヶ関ではないのだ。

神谷町は…神谷町そして、神谷町は、若干文字の形が微妙に異なっているが、やっぱり神谷町

なぜ、霞ヶ関だけは、霞ヶ関にならないのだろう。

「ヶ関」が「关」という文字に置き換わってしまっているのは、やっぱり、ちょっと意外だった。

中国語に「ヶ関」に相当する漢字がなかったから、当て字ってことなのだろうか。

5441 考えさせられる光景

先日、仕事で虎ノ門ヒルズ森タワーに行ってきた。

ちょっと早めに着いてしまったので、ロビー階で待機しているとき見かけた光景。

やっぱりちょっと異様な感じたくさんの人たちが休んでいるが、そのほとんどが、スマホを見ているのだ。

もちろん、こういう風景は、まったく珍しくもなくなったけど、ふと、スマホが出てくる前の時代は、どういうふうに過ごしてたのだろう?と思った。

みんな本を読んでるというのもちょっとおかしいし…。

新聞とか雑誌とか…かな?

そう考えると、別に当時だって、みんな活字媒体を見てるのだから、みんな同じものを見てるという状況は、ある意味今と変わらないのだけど、なんか違うというか、違和感は残る。

なぜだろう?

ほとんどが、手のひらサイズで同じ大きさだから??

意外と姿勢がいいから?

タワー/津川 康雄

気がつけば、僕はタワー好きだった。

タワーといっても、東京タワーのような“タワーらしいタワー”ばかりでなく、たとえば、六本木ヒルズ「森タワー」みたいに、ビルであっても、「タワー」と呼ばれるケースも少なくない。

日本中の“タワー”をさまざまな視点から紹介する。

なかには、あまりタワーという認識はされないような、東京都庁舎や、茨城、栃木、群馬3県の県庁舎なども登場。

これは、著者が、タワーというものが、地域のランドマークとして機能し、地域のアイデンティティを表象するものと考えているからだ。

だから、一般的にタワーと言われてすぐに思い出すテレビ塔のようなものばかりでなく、都庁舎や県庁舎、超高層ビル、それほど高くないけど、大阪ステーションシティ、軽い紹介にとどまっているが大観音像までも、“タワー”なのだ。

それぞれのタワーで、誕生の経緯、見上げた時の姿、見下ろした時の風景、地域への影響をそれぞれのタワーで紹介する。

また、福岡市の市章は、フを9つ並べたものだとか、霞ヶ関ビルの竣工を記念して、鹿島建設は、人気俳優を起用した本格的な映画を制作したといった、タワーにまつわるトリビアも散りばめられていて面白かった。

本書で紹介されていたタワーで、実際に上った事があるのをあげてあたら…

さっぽろテレビ塔、東京タワー、名古屋テレビ塔、五稜郭タワー(旧)、横浜ランドマークタワー、京都タワー、通天閣、東京都庁、横浜マリンタワー、博多ポートタワー、JRセントラルタワー、大阪ステーションシティ、霞が関ビルディング、丸の内ビルディング、六本木ヒルズ森タワー、福岡タワー

…そこそこあった。

それにしても、いまだに行けていない、東京スカイツリー。いったいいつになったら行くことになるのだろう?

5440 続く酷暑

とにかく暑い!

この連休、あまりの暑さのせいで、外に出るのがどうしても億劫になり、近所以外に遠出することはなかった。

そのおかげで、なかなか読めなかった本を読む時間ができたとは言えるのだけど、四六時中冷房に当たっているのは、身体への負担が大きい気がする。

きれいというより不気味かといって、1日のうちでもっとも気温の低い朝だけでも冷房を使わずに過ごしてみるが、室温はどんどん上がり、とても昼までもたない。

日中を避け、ようやく夕方、ちょっとだけ外に出たときに見上げた空は、ちょっと不気味な色をしていた。

35度以上の猛暑日を示す赤色こんな天気が少なくとも今週いっぱい続くのだというから、気が滅入る。

だから、夏は嫌いなんだ。

ただ何もせずに過ごしてるだけで、こんな状態なのに、先日の豪雨で復旧作業に携わっている人たちのことに思いを馳せると、ちょっと恥ずかしくなってくる。

作業中の熱中症やケガなどでの二次被害がないことを祈らずにはいられない。

 

JRは生き残れるのか/梅原 淳

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JRは生き残れるのか
梅原 淳
洋泉社 2018-05-10

by G-Tools , 2018/07/16

 

著者の名前は、最近、ネットの鉄道関連の記事でよく目にするようになった。

銀行勤務の経験があるせいか、数値を用いた比較的論理的な説明が多いのは好感が持てるのだけど、提言が真の解決結びつくのか疑問に感じるところが少なくない。

自分の鉄道知識を披露したいがあまり、誤った主張をしてるとしか思えない記事もあり、穿った目で見てしまった。
https://toyokeizai.net/articles/-/196356?page=3

本書の内容としては、JR各社の抱える諸問題を挙げ、30年後の未来を予測する…というものだが、なかでも、最も強調している内容は、現在のJR各社の再分割や再合併についてだ。

たとえば、JR北海道は、札幌近郊、道北、道東、道南4社に分社化、JR東日本は東北とそれ以外を分社化…といった感じで、全国のJRは、それぞれ分社化すると予想している。

しかし、こうした分割によって、諸問題が解決に向かう気がしない。

東北地方と北海道を合併する“弱者連合”みたいな方法の意味が理解できなかった。

また、鉄道以外での事業に活路を見出すべきとあるが、これでは解決になっていない。

企業として収益を上げることは当然だが、そもそも「誰も利用しない鉄道」をどうするのか?ということについての解が明確に示されていないのは残念だ。

国有化や上下分離は非現実的と主張する一方で、国や地方自治体の支援(出資)が不可欠というのは矛盾している。

すでに「鉄道を維持する」かどうかという段階は過ぎ、道路も含めた交通体系を維持するにはどううしたらいいか?という検討に舵を切る時期に来ているのかもしれない。

「普通列車はすべて廃止して特急列車のみにすべき…」といった、一考に値する提言もあって、議論を呼び起こすきっかけとしてはいいとは思うのだが、あまりしっくりくる提案はなかった。

それよりも、自分の鉄道知識を披露したいという記述が目についてしまって、気になった。

たとえば、新幹線が使用する電圧は交流2万5000ボルトといわれているが、これは“建前”で実際には3万ボルトという記述(p.193)とか、建設中のリニア中央新幹線の愛称に「“富士”がふさわしいとJR東海の関係者と雑談の際に推薦した」という記述とか…。

交流電圧に本音も建前もあるのか?とか、雑談レベルで推薦も何もないだろう。

また、予想が早くも外れてしまう例もあった。

JR東日本は羽田空港アクセス線の建設を断念すると予想しているが、建設に向けて動き出したというのは先日記事にしたばかりだ。

豊富な鉄道知識があるのは間違いないし、視点も面白いのだけど、ついツッコミを入れてしまいたくなるのは、この問題の抱える難しさからくるのかもしれない。

[社会の窓]限定

スーパーでやっていた北海道フェアの商品のひとつに、こんなことが書かれれいた。

「北海道限定」

普通考えたら、北海道「限定販売」だと思うのだけど、こうして東京のスーパーで売られているのだとすれば、その解釈は誤っていることになる。

じゃあいったいなんだ?

北海道「限定製造」?

まぁこれなら、理解できなくもない…けど、なんだか、すっきりしないのは気のせいだろうか?

”北海道”は好きだから、何気ないところで見かけるのは嬉しいと思う反面、なんだか残念にも思えてくる。

巨人ファンはどこへ行ったのか?/菊地 高弘

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巨人ファンはどこへ行ったのか?
菊地高弘
イースト・プレス 2018-04-07

by G-Tools , 2018/07/15

 

振り返れば、小学生のころは、周囲に大勢の野球ファンがいた。

埼玉に住んでいたこともあってか、西武ファンが多かったが、それと同じかそれを上回るくらいいたのが、巨人ファンだった。

そういった状況だから、巨人か西武以外のファンは、かなり珍しい目で見られていた気がする。

僕自身、スポーツ自体あまり好きではなかったこともあって、友人たちの野球談議とは距離を置いていた。

それでも、1983年の日本シリーズ、巨人対西武の試合の盛り上がりは今でも覚えているし、熱狂的な巨人ファンだった同じクラスの友人が、学校を休んで、日本シリーズを見に行ったことが話題になったのを思い出す。

ナイトゲーム(当時はナイター)で、プロ野球中継があると、レギュラー番組は放送されなくなるから、プロ野球シーズンは、テレビ番組が奪われる感覚になったものだ。

そんな時代を知っているがゆえに、ナイトゲーム中継がほとんどなくなってしまった現在、巨人ファンどころか、プロ野球ファン自体、相当減っているのだろうなということが実感できる。

本書は、タイトル通り、あんなにたくさんいたはずの「巨人ファン」が、どうなってしまったのかを探っていく。

いくら減った言っても、まだまだ巨人ファンは多いはずだが、目立たないのは、巨人ファンが「隠れキリシタン化」したということのようだ。

なんとも言い得て妙だ。

かつて、テレビやラジオをつければ、巨人のことばかりをやっていた時代には、巨人ファンが増えるのは必然だった。

「ドカベン」や「巨人の星」といった漫画も、ファンを拡大させることに貢献した。

そういった意味では、選択肢がなかった時代だったのだ。

その後、サッカーをはじめ、さまざまなプロスポーツが広まってきたり、野茂英雄が道を開いた大リーグの存在は、プロ野球は、けっして巨人がトップではないということを知らしめることとなる。

こうした変化は、ライトな巨人ファンを、元・巨人ファンにしていった。

さらに熱心な巨人ファンにしても、金に物を言わせて、各球団の四番打者を集めてくる、“巨人らしい”金満体質に対しては、自分なりの解釈(=言い訳)をすることで、ある種の「スルースキル」を身に付けて、なんとかファンでい続けようとした。

広沢、川口まではなんとか許せても、当時広島だった江頭を獲得したあたりで、いよいよこれはおかしいのではないか?と思う人が増え、ファン離れが進んだいうくだりは、面白かった。

もうスルーしきれなくなったのだ。

キャンプ地での選手とファンとの触れ合いも、巨人とそれ以外の球団とでは“距離感”が全然違うという話もあった。

巨人ファンなのにソフトバンクのキャンプを見学する人もいるという人のインタビューもあったが、なにも巨人に固執する必要はないんじゃないかと思わせるきっかけになっているようだ。

また、巨人人気が本格化したのは9年連続優勝していたV9ではなく、そのあとの最下位あたりではないかとか、インタビューに答えた駒田のコメントで、かつての巨人は、地方から出てきた高校生が活躍する「ジャパニーズドリーム」であり、スターである象徴と地方の融合とあったが、これもとても興味深い見方だと思った。

にわかファンをどう取り込んでいくか?とか、プロレスを盛り上げるために「流行ってる感」を出すとか、選手自身によるツイッターなどでの情報発信をするべきではないか?といった提案も、ベタではあるけど一考に値する。

いわゆる“清武の乱”にも触れ、巨人の親会社である読売新聞社にも変革を求めているが、実際ここが変わらないと、どうしようもないだろうな…というのは、素人でも思う。

本書全体を読み通してみて、プロ野球のことは詳しくない自分でもわかりやすく、とても興味深い内容だったと思う。

数値や統計を用いた定量的な調査ではなく、フィールドワークが中心だが、さまざまな関係者に接触し、丁寧な調査ぶりが垣間見えた。

5439 弱冷房車という名のサウナ

弱冷房車…って夏の暑いなかでの通勤は大変だ。

ザーザーと雨が降ってるときの通勤も困るけど、陽射しの強い中の通勤も大変だ。

この暑さで、会社に向かうだけでも、1日のエネルギーのけっこうな割合を占めてる気がする。

さらに通勤ラッシュはしんどいけど、ある程度冷房が効いているのならば、駅に来るまでにかいた汗が引く感じで、多少は落ち着いてくる。

いまでこそほぼすべてが冷房車だが、振り返ると、かつて各路線の冷房化率が、ニュースなどで公表されていた。

冷房のない車両など今ではちょっと信じられないけど。

でも、それを思わせる車両に出くわすことがある。

弱冷房車だ。

朝の通勤時間帯は、乗車率が高いせいか、冷房の効きがどうしても悪くなりがちだ。

弱冷房車は、もともと冷房を弱くしてあるところに、通勤ラッシュが重なるため、冷房がほとんど効いていないんじゃないかと思わせるくらいの状況になる。

弱冷房車の乗客たちは、一様に額にうっすら汗をかき、汗かきと思われる男性は噴き出してくる汗に、持っているハンカチでは足りないくらいだった。

僕も汗が引かずに背中で汗が流れているのを感じていた。

駅に着き、ドア近くに立っていた僕は、いったんホームに降りる。

「涼しい!」

ホームが圧倒的に涼しかった。

いま乗ってきた列車の窓ガラスは、車内の蒸し暑さで、曇っているほどだった。

以前から思っていることだけど、クールビズも進んできたことだし、冷房車の温度設定を少し上げる代わりに、弱冷房車は廃止してもいいのではないだろうか?

仕方なく弱冷房車に乗るたびにそんなことを思ってしまう。