[社会の窓]入ってみたい

今日もいい天気。

最近にしては、風があまり吹いていないせいか、比較的暖かった。

少し川沿いを歩いていたら、暗渠に通じる大きなトンネルが目に入った。
以前からその存在は知っていたが、あらためて見ると、かなりの大きさであることがわかる。

もちろん、人が入っていけるくらいの高さもある。

こういうのを見ると、中に入ってみたくなる衝動に駆られる。

こうした感覚は、子供のころにも感じてたものとまったく変わらない。

合理的に考えれば、こんなところに入ったって、何の得にもならないなんてことはわかっているのだけど、今でもこんな感覚を持てるというのは、まだまだ、子供の気持ちを忘れていないという証拠なのかなぁ…なんて思ってみたり。

5580 休日出勤

今朝はいい天気だったどうしても週末にしかできない作業があって、かなり久しぶりに休日出勤をした。

さらに、作業の都合上、普段よりもかなり早めの出勤となった。

今週は月曜日が成人の日で1日短かったが、そのぶん、1日あたりの負荷が大きくくたびれていたので、今日の出勤は気が重かった。

それでも、こうした日であれば、誰にも邪魔されないから、ふだんだと、なかなか手を付けられない仕事をこなすことができるチャンスだと思って過ごす。

集中していたから、いつもよりもあっという間に、日が暮れてしまった。

それだけやっても、仕事が終わるということはないので、無理やり切り上げて帰宅。
今日は、あまりにもあっという間に時間が過ぎてしまい、まるで夢のなかで過ごしてしまったかのような気すらする。

いったい、僕の時間はどこにいってしまったのだろう?

仕事をするとは、自分の時間を差し出すことで成り立っていると、あらためて実感した。

車掌車/笹田 昌宏

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車掌車 (イカロス・ムック)
笹田 昌宏
イカロス出版 (2016/7/5)

鉄道ファンにはいろいろなジャンルがあることは良く知られるようになったが、そのジャンルはとどまるところを知らない。

本書のテーマは、 1985年に廃止されるまで貨物列車に連結されていた「車掌車」だ。

さまざまな貨車の一番後ろに連結され、テールランプを点灯して走り去っていく車掌車の姿。

30年以上も前ではあるが、その姿は、かろうじて覚えている。

最盛期には3510両もの車掌車が存在したが、現在では20両にも満たないそうだ。

本書は、貨物列車に連結される“車掌車”だけに特化して、その世界を紹介する。

車両形式の用途記号は「ヨ」で、シャショウのヨ、または、旧称の用務車からヨウムのヨが由来だが、長い貨物列車の一番後ろに連結されるイメージは、五十音の最後にある「ヨ」に通じる気がしてしまう。

現在でも保存されている車掌車の全ての形式(ヨ2000形、ヨ3500形、ヨ5000形、ヨ6000形、ヨ8000形、ヨ9000形)の詳細を紹介し、全国各地の保存車掌車の写真を掲載。

また趣味が高じて車掌車を購入した人や、私鉄や海外の車掌車、先日見学した京都鉄道博物館に展示されるに至った話などをはじめ、閑散路線の駅舎として使われた余剰車掌車がどのように変化したかとか、解体されずにそのまま”朽ちてしまう”車掌車など、とにかくディープな車掌車の世界が堪能できた。

5578 このネーミング

“冗談みたいな商品の名前”といえば、小林製薬を思い出す

インパクトのある商品名は、指名買いに繋がるはずで、売上向上に結びついていることは間違いないだろう。

なぜこんなことを思いついたかというと、先日行ったホームセンターで、こんな商品を見つけたからだ。

このネーミング!小鳥を飼っている人たちにしては、メジャーな商品のようだが、僕は初めて見たので、パッケージに大きく書かれた文字を読んで、思わず笑ってしまった。

もうどんな商品かわかってしまう。

いつかぼくが小鳥を飼おうというとき…あるのか?…には、絶対にこれを思い出すはずだ。

もちろん、その商品の品質が期待に沿ったものでなければならないのは当然ではあるけど、選択肢に含まれなければ、それも意味はないと考えれば、ネーミングの大切さがよくわかる。

5577 これはひどい

いかにも…もっともらしい…父のパソコンに不具合があったとのことで確認してみたら、妙なソフトウェアがインストールされていた。

ウィルスに侵されているとか、システムに障害があるとか、ドライバの更新が必要だとか、いかにも…といった言葉が次々と出てくる。

しかも、実際のコンピュータ名などを表示させたり、メーカーのロゴを表示させるなどして、いかにも“公式”のメッセージであるような雰囲気を醸し出すのだ。

こういったメッセージは、コンピュータに疎い人からしたら怖いので、指示に従わないといけないのではないかと思わせてしまうかもしれない。

アンインストールもできないもちろん、これは、実際とは異なる“脅迫”なので、アンインストールしてしまえばいいのだが、トラップは、さらにあって、なんと、標準的な方法でアンインストールができない。

エラーとなってしまう。

騙す気満々の作りに、よくできているなぁ…と感心してしまったくらいだ。

悪いことを考える人はいるものだが、これに加担している人たちは、どんな気持ちで、これを作っているんだろうなぁ…なんて思ってしまった。

5576 リゾチーム

リゾチーム?おじゃこは、ときどき、興味深いものを見つけて僕に教えてくれる。

先日昼食でパスタを食べていたら、粉チーズの後ろに書かれていた成分にこんなことが書かれているのを教えてくれた。

卵白リゾチーム?

“リゾチーム”と言うと「塩化リゾチーム」を思い出す。

これってなんだっけ?

調べてみたら、消炎効果、痰の排出効果などを目的とした薬の成分だったようだ。
さらに調べてみると、そもそも卵と近い存在だったようだ。

カゼ薬の原料にたまごが使われているって知ってる?

そして、びっくりしたのが、この塩化リゾチームを使った薬は、効果がないとして、回収されているという事実だ。

製薬各社 リゾチーム塩酸塩製剤を販売中止、自主回収 厚労省再評価部会で「有用性確認できない」

たしかに、塩化リゾチームとあるあれ?けっこう、有効成分として大々的にアピールしてなかったっけ?…と思って、検索してみたら、たしかに…。

当時の製品には、しっかりと<塩化リゾチーム配合>かぜ薬としっかり書かれている。

その下に、こんなコメントも書かれている。

※製品の写真・成分名は発売当時のものです。

時代とともに変わっていくのは仕方のないことかもしれないけど、効かない成分を飲んでいた…という事実は、あらためて考えるとすごい。

5575 その後

数年に一度くらいに、ある男のことを思い出し、彼が起業した会社名を検索してみる。

ビックリした。

いつの間にか、東京証券取引所一部に上場していたのだ。

会社を立ち上げて維持するだけでも大変なのに、それを大きく育てて、いわゆる“一流”として、世の中に認めてもらえるまでにしたのは、彼の才能に他ならない。

起業した直後くらいにバッタリ山手線の車内で出くわして以来会っていないので、上場までの苦労は知らないが、並大抵のことではなかったはずだ。

ふと思うのは、もし彼と一緒に仕事をしていたら…ということ。

いろいろ考えてみたが、むしろ、これほどまでの成功はなかったのではないかとも思ってしまう。

自分が、会社を立ち上げ維持していくというプレッシャーに耐えられる気がしないからだ。

でも、環境が人を作るという考え方だってある。そういった状況に身を置いていたら、否が応でも変わるしかない。

はたして、どんな自分になったのだろう? そんな自分も見てみたかった気もする。

5574 民藝 MINGEI -Another Kind of Art展

民藝展21_21 DESIGN SIGHTで開催中の企画展「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」を鑑賞。

あらためて、“民芸”ってなんだろうと調べてみたら、民芸とは、“民衆的工芸”の略で、日常的に使われる工芸品のことだそうだ。

そもそも、“民芸”という言葉自体、柳宗悦によって“作られた”言葉だそうだ。

この言葉があるからこそ、無名の職人たちによる工芸品が、きちんと注目される存在となりうるのではないかと思った。

日本民藝館館長を務める深澤直人が、同館の所蔵品から146点の新旧さまざまな民藝を選んだものが展示されている。

あくまで自分の思ったことだけど、ここで共通しているのは、そのほとんどが、機能さえ満たせば何でも“あり”ということだ。

形やデザインなどは、かなり自由なのだけど、大切なのは、いずれも実際の生活で使われていたということで、それが一般的な”美術品”と大きく違うところかもしれない。

いつもの企画展と違って、本展示では撮影不可のため写真による紹介ができないが、興味深い展示が多かった。

「なんでこのような形やデザインにしたのだろう?」と、無名の見知らぬ作家へと”問いかけが楽しい。

ただ、 A4の展示品の来歴を記した資料の文字サイズが極めて小さく、薄暗い館内ではとても読めたものではなかった。

実際に展示されている日本民藝館では、展示品をあえて解説などを付けない展示をしているそうだが、せっかくわずかでも説明があるのなら、せめてそれくらいは読みやすくしてくれてもいいと思った。

民具展隣で開催中だった、「民具 MINGU展」のほうが、わかりやすい感じはした。

長い時を経て庶民の日常を支えた生活道具と、無印良品で販売されている商品と対比させ展示する企画。

今も昔も、人々の求めるものって本質的に変わらないということが良くわかる。

最新の商品との比較が面白い 今も昔も本質は変わらない

5573 羽田空港のこれから

2020年に向けて、羽田空港を離発着する飛行機の経路を見直すというプロジェクトが進行中だ。

この飛行機の新しい飛行ルートは、騒音や事故防止の観点から避けられてきた、都心部を通過するため、飛行ルートにあたる住民に対して、説明会が開かれている。

以前から、気になっていたので、ちょうど週末に行われる説明会を見つけて行ってみた。

板橋区小豆沢にあるセブンタウン小豆沢へ。

セブンタウン小豆沢 ちょっと寒い

その名の通り、セブンアンドアイの商業施設のようで、中核店舗はヨークマートだ。
その店先で、説明会が開かれていた。

「羽田空港のこれから」住民説明会説明会は新しい飛行ルートによる影響のある地域で開かれているが、それぞれ1回だけだし、開催時間も短いので、閑散としてるかと思ったら、まったくそんなことはなくて、意外と大勢の人たちが集まっていた。

まぁ、ちょうどこの上を通るのだから、関心が高いのは当然かもしれない。

主にパネル展示で、国土交通省の担当者は親切に教えてくれる。

午前中、初雪が舞ったほどなので、屋根があって建物と建物の間ではあるけど、外の空気はかなり冷たい。

パネルの内容は、もらった小冊子にも書かれているし、PDFでも公表されているが、実際に聞こえるであろう飛行機の音は、ここでしか聞くことができない。

実際に聞いてみたい場所を係員に伝えると、737 や 777 といった機材のサイズ別に、その飛行音を聞くことができる。

サウンドシミュレーター もう1台は簡易版の機械…どちらも機種別に聞くことができる

たしかに、777の音は大きいが、ヘッドフォンで聞く限りでは、それほどひどい音ではない感じがした。

1時間に30本か…しかし、聞いた場所は、限定された時間とはいえ、 1時間 あたり、30本も飛ぶとなると、あれ?…と思う。

飛行機の音は近づいてきてから遠ざかるまで結構時間があるし、それが2分おきに来るというのでは、ずっと音が聞こえてる状態ということになるのではないか。

もし、この音がイヤだと言っても、この計画が中止されるわけでもないし、個別に何か保証してくれるわけでもない。

パネルには、このプロジェクトの重要性がいろいろと書かれていたが、あくまでも国として決められたことを、こうしてわれわれ国民が認識するに過ぎないのだ。

たまたま当事者でなかったから、こんな呑気にしていられるが、当事者にしてみたら、かなり大変なことだと思う。

5572  身近な非日常体験

時刻は20時半…。今日は同じ職場の人たちと夕食へ行くことにした。

もともと予定しないときに行くのは珍しい。

さらに珍しかったのは、自分も含め行ったメンバー6人のうち、4人が喫煙者だったということだ。

自分の周囲は、非喫煙者ばかりなうえに、たばこの煙をかなり嫌がる人も多いこともあって、たばこの煙が漂う場所で過ごしたのは、それこそ年単位ぶりのような気がした。

以前は、たばこの煙は、それほど嫌いではなく、まったく抵抗がないくらいだったし、 たばこも吸わないのに、喫煙者に誘われて喫煙室で雑談をしに行ったこともあったが、たばこを避けた生活を続けていると、ほんの少しの煙でも気になってしまうのに、いまいるのは、もうもうとした煙の中だ。

良いとか悪いとかいうつもりはまったくないのだけど、煙の中で過ごすということ自体、極めて非日常体験になっているなぁ…と、なんとなく思った夜だった。