世界で一番美しいレントゲン図鑑/Nick Veasey

photo

世界で一番美しいレントゲン図鑑
Nick Veasey
エクスナレッジ 2013-03-15

by G-Tools , 2014/08/26

 

ふつうレントゲン写真といえば、医療用だし、その特性上あまり身近な存在とはいえず、できるだけ距離を置くもの…という印象が強い。

しかし、これが芸術作品として使われると…

ダミーをレントゲンで撮るとこんな感じ(科学技術館にて)ふだんの身近なモノが、まったく違って見えてくる。

おもちゃ、時計、眼鏡、自転車、衣料、靴、楽器、携帯電話、パソコン、デジカメなどなど、ありとあらゆるさまざまな日用品やIT機器から、仕事中だったり、車や自転車を運転していたり…と活動中の人間や、美しい動植物など、これまで見たことのないレントゲン写真が多数掲載されている。

レントゲンで透過された写真は、元の被写体が簡単に想像できるものから、巻末の写真の解説を読まないとわからないモノも。

レントゲン写真は、当然すべてモノクロだし、単純に撮っただけでは、おもしろくない。

これは、あくまで芸術作品ということで、さまざまな工夫が試みられている。

対象物のイメージが付きやすいように、コンピュータで着色して、カラーの写真にしたり、奥行きや元の形をイメージさせたい場合は重ね撮りや、ピントをずらして撮影したり、巨大な被写体の場合だと何十枚、何百枚もの写真を合成している。

圧巻は、大型バスに乗客が乗ったままの写真や、なんと、格納庫の正面から撮影されたボーイング777が写った史上最大のレントゲン写真。

たしかに美しい。

本質は内面に宿るとか、美しさは内面からといった言葉があるが、それを実際に証明している気がした。

ただ同時に、余りに見えすぎてしまうことの怖さみたいなものも感じた。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください