4025 名所江戸百景「霞がせき」

名所江戸百景」は、歌川広重の最高傑作と言われる、江戸時代末期の風景を表現した連作浮世絵名所絵だ。

以前から、過去と現在を対比することに興味がある。理由は分からないけど、すごく楽しい。

ふと、この「名所江戸百景」で描かれた江戸の何気ない風景が、150年以上経った現在、同じ場所が、どうなっているのか?自分の目で確かめてみたいという衝動に駆られた。

いろいろな文献をあたり、これから機会があれば、ちょっとずつ、対比してみることにした。

118枚もある絵からどれに行ってみようか?と考えた結果、今日は旧正月…ということで、たこ揚げが印象的だった、「霞がせき」へ行ってみることにした。

今日は良い天気で、ちょっと歩くと暑いくらい。

日比谷公園を背後に、外務省を左に見ながら上がった坂の上が、浮世絵に描かれた場所だ。

平日の午前8時過ぎだから、各省庁に向かう国家公務員や関係する人たちが多く見掛けるものの、この坂だけは、ほとんど人の姿がない。

同じ場所に立ってみる。

まず当然ながら海は見えず、見えるのはビルばかり。

坂も、絵のように急な感じはしない。

けれど、今日の天気の良さ、気温の高さもあってか、ふと、150年前、まさにこの場所で、穏やかなお正月の風景が見えたんだろうなぁ…と思えてきた。

なんとなく、150年前に歌川広重が見た同じ場所にいるという雰囲気は体感できた気がする。

 

光の具合や撮影位置など、今回の反省を踏まえ、これから、ちょっとずつ、現代名所江戸百景を見に行ってみようと思う。

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