4022 これも日本の風景

上海の工事現場

数年前、上海を旅行したとき、すごく印象的だったところのひとつが、道路工事現場だった。

上海では、あくまで歩行者の自己責任というふうに、気をつけるのはあくまで歩行者といった感じだった。

つまり、ちゃんと足元を見ていなければ転んだり、先を見ていなければ行き止まりになってしまったり…工事現場を避けるためには、自らが気をつけて車道にはみ出なければいけない…みたいなところが結構あったように記憶している。

一方、日本では、事故が起きないよう配慮され、人通りの多いところでは誘導員が配置されたり、歩道の工事でやむなく車道を歩かざるを得ない場合でも、車道との境界をしっかりと設けて、安全に通れるようになっている。

そうした配慮は、当然、付近を走る車にも及んでいる。

先日、誘導員がいない道路工事現場で、こんな案内表示器を見掛けた。

誘導員を動画化して表示しているのだ。

LEDの明滅や明暗でけっこう細かく、妙にリアルで、よくできている。

信号待ちをしながら、ふと考えてみた。

別に、こんな芸の細かいことをせずとも、単に矢印の点滅だけで案内してもいいんじゃないかな…と。

でも、こういった「動画」に、いちいち気に留める人なんて誰もいないし、ある意味、これは、ごくごく普通の日本の風景とも言えるのかも…なんて思った。

勝手な想像だけど、恐らく海外でこんなものがある国なんてないんじゃないだろうか?

そう考えると、あらためて、日本って面白い国だなぁ…と思うのだ。

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