2302 新しいビルと取り壊されたビル

夜、所用があって有楽町まで来た。
先日オープンしたばかりの、有楽町イトシアは多くの人たちでにぎわっていた。以前ここがどうなっていたか、全く思い出せないくらいに、周囲一帯がすっかり変わっていた。

用事が済んでそのまま自宅に帰ろうとした瞬間、ふと、あの三信ビルディングのことを思い出した。こちらは山手線の線路を挟んで反対側、日比谷寄りにある。

今年に入っていよいよ取り壊しが始まると聞いていたが、実際の今の状況がどうなっているか…あの息を呑むような、重厚で美しかった建物が取り壊されていくのは、見るに忍びなかったが、やはり気になって見に行ってみることにした。

防護壁に囲まれた三信ビルは、外からはうかがい知ることができないような状態になっていたが、壁はすでにビル本来の高さではなく、中では、だいぶ取り壊しが進んでいるようだった。


在りし日の三信ビル

ビルの周りは静まりかえっている。目に入るのは客待ちのタクシーくらい。ここに三信ビルという建物があったという証みたいなものは、もはや取り壊しを知らせる看板くらいだった。

取り壊しが完了すれば、三信ビルという名前そのものも忘れ去られてしまうのだろう。有楽町駅前が、もともとどんな様子だったか思い出せないのと同じように、三信ビルは記憶の彼方に消え去ってしまうに違いない。とても寂しいが、これが現実。

2302 新しいビルと取り壊されたビル」への2件のフィードバック

  1. あの重厚な美しい内装の三信ビルが…
    時代の流れとはいえ、寂しさを覚えます。
    有楽町イトシアの建設中には有楽町に行く機会があったのですが
    現在は通勤経路からも離れてしまっておりますので
    表参道や六本木よろしく「そのうち…」と言いながら
    ズルズル引き伸ばしていそうです(笑)

  2. ≫ がんちゃん
    やはり「あまりにもあっけなかった」…というのが、
    取り壊されている三信ビルを見た感想でした。
    もうこのビルの前すら忘れられていくんでしょう。
    悲しいですけど…。

    僕にとっては隣のマロニエゲートにできた東急ハンズの方が
    ありがたいです。

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