魚はなぜ群れで泳ぐか/有元 貴文

4469213098 魚はなぜ群れで泳ぐか
有元 貴文

大修館書店 2007-03
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タイトル通り、言われてみれば、なぜ群れで泳ぐのだろう?という疑問が湧く。

どこかで聞いたことがある理由のひとつに、小魚が集まって大きな群れを作ることで大きな生き物に見せるという“幻影効果”がある。普段だったらこれでおしまいだが、本書の中では、さらに考えられる効果が挙げられている。

大きな敵から身を守るために、群れに攻撃を仕掛けられた瞬間“爆発”したようにちりぢりにバラバラに逃げまどう“錯乱効果”。さらに、バラバラにいるより集まっていることで敵から見つかる可能性を低くする効果、集まることでエサを見つけたり、危険を回避する情報収集能力を高める効果…と、さまざまな理由があるらしい。

実際に群れの中での魚の思いはどうか? マラソンで風の抵抗を受けないように、前の選手の後ろについて走ることがあるように、魚の群れでも同じようなことがあるようだ。魚の場合、水の抵抗を受けないように泳ぐという。先頭集団にいた魚が、疲れたら後ろの回って泳ぐということを繰り返すため、群れにおける魚の位置が変わっていくという。ただこれには反論があって、何万匹もいる群れの場合は、むしろ後ろに行くと酸素不足になるおそれがあるというものだ。むしろ酸素を求めて、逆に前へ前へ進んでいこうとするのではないかという考えもある。

実は群れひとつとっても、判っていないことが多い。
本書では、群れの話ばかりではなく(6章あるうちの1章分に過ぎない)、こうした魚の生態について、あらゆる点から考察している。魚が日頃どう感じて生きているか、味覚は?視覚は?聴覚は?ストレスは?泳ぎ方は? 読み進めていくと、魚の気持ちに近づけるかもしれない。

実は最後まで読めてない。例にによって図書館で借りたものの、時間切れとなってしまった。また機会があったら借りて読んでみたい。

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