原子爆弾/翔泳社編集部

4881352687 原子爆弾―開発から投下までの全記録
編集部

翔泳社 1995-07
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核開発に関する議論がにわかに盛んになってきた。
日本だって議論すべきだろう…ということなのだろう。

破壊し尽くされた街の写真が次々と出てくる。
故意かそうでないかはよくわからないが、この写真の中では、建物等の写真に比べて実際に被害にあった人たちの姿は少ない。けれど、ここに載っているすべての風景は、原爆が
炸裂する寸前まで、人間のごく普通の生活があった場所なのだ。

モノクロの写真は見慣れていないせいか、どこか自分とは違った世界を見ているような気がするけれど、これは今後100%あり得ないこと…ではない。核兵器がこの地球上に存在する限り、こうした光景を目の当たりにする可能性は残され続けている。

この写真集を見て、もう十数年以上も前に行った長崎の原爆資料館での、何とも言えぬ重い気持ちを思い出した。ちょうど原爆が投下された11時2分に、どこからともなく鐘が鳴ったときの、ドキッとした気分は、いまでも鮮明に覚えている。

核兵器の議論をする前に、資料館やこうした本を通じて、核兵器が使われるということは、どういう結果をもたらすのか?ということをしっかり認識してもらいたい。

(★★★☆☆)

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